第20次去香港 一日目

キャセイの機内で『那些年, 我們一起追的女孩(You are the Apple of My Life. あのころ君を追いかけた、みたいな邦題のやつ)を鑑賞。台湾・香港で大ヒットした台湾映画!というふれこみの作品を観る度に毎回ちょっと小首をかしげてしまう傾向があり、これも少々、なんというか下のネタをあまり言いなれていないひとが不器用に大胆にはじけっちゃった感があって、はじめは今ひとつ乗り切れず。でも青春模様の甘酸っぱさ、若さゆえのすれ違いにキュンとして結局泣いちゃった。

続いて『ジョニー・イングリッシュ Reborn』見はじめたら、わたくしの大好きなワーキング・タイトル.・フィルムズが製作した作品であったことに気づいてびっくり。一作目がいまいちだったような記憶がなんとなくあるのだけど。最近ちょうど、ワーキング・タイトルが作った良質なコメディが久々に観たい!新作で無いのかなー、と思っていたところだったので、まさかのジョニー・イングリッシュRebornでその夢がかなうとは!失笑しつつも舞台がマカオ・香港に移ったあたりから俄然テンションが上がり、くだらなさに肩ふるわせながら笑っていたものの、早起きとビールのせいで笑いながら眠りに落ちてしまった。

そして10か月ぶりの香港へ到着。前回はロンドンの帰りに20時間くらい滞在しただけなので、香港欲求不満がかなりよい感じに高まっておりますよ。前回より念願のフリークエント・ビジター・カードを振りかざして出入国できるようになったため、この度もらくらく入国。許留山でマンゴージュース→エアポートエクスプレス→九龍駅→シャトルバスでYMCAのいつもの流れ。

まずは大班足浴にて足マッサーヅで爆睡。ぽわんとした心もちでDFSに向かいさくっと買い物。そしてペニンシュラのGoyardでサンルイのPMブラックをお買い上げ。これの白を愛用していて、使い勝手のよさといい見た目のほどよさといい、ほんと大好きなので、色チ買いを決意。この冬ずっと黒のトートがほしい気分で、セリーヌのカバと迷い続けていたけれど、あの繊細な柔らかい皮を手に満員電車に特攻するのはちょっと気がひける・・・という思いが強くなり、ゴヤールに軍配。ガシガシ使えるからね。うきうきでホテルに戻り、A姐さんと待ち合わせして油麻地の四季煲仔飯へ。

一年前の記憶をたよりに、見つかるかなー、大丈夫かなー、と駅を降りてそれらしき方向に不安げに歩きはじめたところ、大行列のおかげですぐに発見。20分ほど待って無事着席。まずは牡蠣のかきあげ。美味しい!そして排骨の煲仔飯。美味しい!!
食事のときからなぜかずっと鼻がむずむずしていて、店を出たあと、くしゃみを異常なまでに連発。いまだに認めていない花粉症が、香港まで追ってきたのかとうすら寒い思い。くしゃみマシーンと化しながら、義順へ。鼻のむずむずをこらえながら牛乳プリン。美味しい!
英国コメディ大好きな姐さんと、ジョニー・イングリッシュの話をしていたらなにやら名作かもしれない気がしてきて、DVD買って帰ろうか迷いはじめる。

MTRで中環に向かい、IFCのカフェでお茶ののち解散。フェリーで宿へと戻り、寝仕度がととのったころ、Mが到着。