TIME/タイム

なんか、こう、世知辛いきもちになるわー。持たざる者は常に死の瀬戸際にいるというギリギリ感が、もう、なんとも。毎朝めざめるたびに自分の寿命を確認する世知辛さに比べたら、毎朝めざめた瞬間にその日の仕事の段取りで頭がいっぱいになるくらい、まだマシなほうだと考えることにしました。ポジティブなライフハック。しかしこの映画を観終わったあと、思わず自分の左腕を確認しちゃうよね。わたしはたぶん、そこそこの残り時間をもらっては、もらったはしからがんがん使いまくって毎月末になるとカツカツで死にかけるタイプ。
25歳の時代からずいぶん遠くへやってきた身でそう認めるのは切なく悔しいことではあるけれど、見た目が25歳から年をとらない人たちばかりの世界というのは、やっぱり見た目的に美しいものであることは認めざるをえないね。最近まさかのカミングアウトで世界中の女子たちをしょんぼりさせたマット・ボマー氏が見目麗しくて素敵。
アイディアとビジュアルありきで、お話はまあ、どう転がってもどうでもいい感じだったけど、ボニー&クライド的展開はなかなか面白かったです。