北米・南米シリーズ2012 Day 14: マナウス−サンパウロ−フォス・ド・イグアス

朝4時起きでよろよろと支度してチェックアウト。TAM航空のカウンターで搭乗手続きをした去り際に係の女の子が「タノシイタビヲー」と日本語で言ってくれて嬉しいきもち。
ぼぉぉーっと飛行機に揺られ4時間弱でサンパウロに到着。同じTAM便なのに最終目的地のフォス・ド・イグアスまで荷物がスルーできなかったので、一旦荷物を取ってから再びチェックイン。バゲッジドロップの係員が日系人の女の子で、別れ際に「ヨイタビヲー」と日本語で言われて嬉しいきもち。
セキュリティ前のチケットとパスポートチェックの男子も日本語で「イッテラッシャーイ」と言ってくれて、なんだか心あたたまる日本語で声かけられデー。
イグアス行きの飛行機に乗ろうとするといきなり捲舌音バリバリの北京語に包囲され、横入りされまくりで、中国人観光客パワーが地球の裏側まで到達していることを確認。いやはや。
フォス・ド・イグアスに到着すると雨。ボーディング・ブリッジ接続じゃないのに雨だー、と憂鬱になっていたら、飛行機を出てそのままタラップを降りたあとに係員が早業で傘をバンバンさしては乗客に手渡していてナイス。
一人旅で意外と予算を食うのが空港-ホテル間のタクシー移動。今回のホテルは空港バスのターミナルから近そうなので、めずらしくバスで移動してみようかな、と考えていたのに、雨で挫折してまたタクシー。
車窓から見える濡れた深い緑がぎっしりとしげる景色が目に心地よく、なんとなく雨季のシンガポールを思い出す。街中に入るとクリスマスの飾りつけが進んでいたり、ちょっとした街角コンサートの準備が行われていたり。
到着したホテルはこの旅で一番やすいホテルで、したがって一番せまい部屋だった。二泊もすごせるか不安になるほど狭い。けれど、昔はこれくらいの部屋が当たり前で全然平気で泊まっていたのだから、なんくるないさー。wifiが使えるのは素晴らしい。
部屋にいるとシーンとしたきもちになるので、いそいで外出。街路樹がたっぷりで、雨があがったあとの木々から立ち上るちょっとむっとした香りがますますシンガポールを思い出す。この街すき!ずんずん歩いて街のメインストリートに。イグアスの滝の観光を終えた西洋人たちがあちこちでくつろいでいたりしつつも、昔ながらの日本の商店街っぽい雰囲気もあり。サンパウロと同じく、閉まっている店がけっこう多く見受けられる。
1時間ほど歩き回り、晩御飯どうしようかなー、と思案しながらホテルのほうに戻るとすぐそばにシュラスコのお店を発見。いいね!おそるおそる入ってテーブルについて様子をうかがい、渋谷のブラジル料理屋と同じシステムであることを把握。ビールを頼んでビュッフェで野菜をもりもりとってきて食べていたら、来た来た肉が。ポルトガル語わかる?英語がいい?と肉係のおじちゃんに聞かれて英語でお願いします〜、OK了解、という会話があったものの、おじちゃんはそのあともずっとポルトガル語でいろいろ話しかけてきたのでテレパシーで会話。つぎつぎとテーブルにやってくる肉肉肉。天国とはこのことかと思うよね。お腹いっぱいのしるしの緑(赤だったっけ?)の札を立ててもお構いなしに肉がやってくるのがウケた。もうお腹いっぱいよーとわたしが言う度に哀しげな顔をするおじさん。
ものすごい満腹感とともにホテルに戻り、だらだらとしたのち就寝。