愛、アムール

ふなっしーの話題からのミヒャエル・ハネケって、ウユニ塩湖と死海なみの高低差ですが。初ハネケ作品。これまで彼の映画はわたしの天敵(でも見ちゃう)ラース・フォン・トリアーみたいな容赦無い作風なのかなというイメージを抱いており見ず嫌いだったので、今回はちょっと勇気を出してトライしてみました。この作品に限っては懸念していたほど苦手じゃなかった。きらいじゃない。なかなか胸に響くものがありました。おフランス老老介護のお話です。あの旦那さんのかいがいしさといったら!これ、だれも悪くないのが切ない。皆、それぞれの立場で望んで当然のことを望み、やるべきことをやり、感じて当然の感情を感じている。この奥さんはとても幸せだと思った。つきつめれば、あれは恋愛映画の最終形態なのでは。