美國旅遊 二日目:セドナ

眠れない理由が見当たらないのに、前夜はなぜか神経が荒ぶり、何度も目が覚めてしまった。こ、これがパワースポットの影響?(思い込み?)はっと目が覚めて、うわー、もう朝かな?と思ったらまだ1時すぎだったり、うわー、もう全然眠れない!2時間くらい目がぎんぎん!と思って時計を見るとまだ15分くらいしか経ってなかったりで、時間の流れがちょっと変わっているような印象(思い込み?)。
結局ちゃんと眠ってたのって4時間弱くらいだったはずなのだけど、寝不足で辛い〜というわけでもなく、朝4時に起床。コーヒー飲んだあとまだ薄暗く星が光るなかをロビーまで歩き、あらかじめ申し込んでいたボルテックスへの早朝ハイキングのツアーの車にジョイン。他のホテルに寄ってさらに日本人女子ふたりと合流したあと、Kマートに立ち寄りおやつやドリンクを購入。見た目が非常にいかつい店員さんがめちゃくちゃフレンドリーで優しくて、これもセドナマジックなのかと、ちと思う。そして車はカテドラル・ロックのトレイル入口へ。
目指すのは、このそびえたつ岩山の棒のふもと。

陽が登りつつある道を、ガイドさんの説明をあれこれ聞きながら歩く。しんと冷えた山道を歩くのがとっても気持ちがいい。
かなりパワーが強いと言われる谷間っぽいスポットで、地面の割れ目の上に手をかざすとじゅわーんと暖かさを感じて驚く。これが地球のエネルギーなのかー。ふむ。さらに、パワーが強すぎてねじねじにねじまがった樹齢数百年の木を見たり。

だんだん道なき道をいくようになり、岩のでっぱりに手や足をひっかけて、よいしょよいしょとよじ登るハードコアな登山コースが登場。デニム履いてるとちょっと動きにくい。短パンと富士山用に買った靴を持ってくるべきだったと50回くらい後悔しながら岩をよじのぼった。今回リュックサックも忘れていて成田であわてて買う始末。
環境保護のためにガイドさんが入れないエリアにさしかかり、道しるべをたよりに女3人で相談しながら道なき道をいく。仲間がいて良かった!一人で来てたら確実に途方に暮れてたと思う。

強い日差しのなか汗だらだらだけど、空気がからっとしてるから全然気持ち悪くない。エイサエイサと岩をよじ登り、どうにか最終目的地に到達。ヒャッハーーーー!絶景っぷりを写真で伝える技術がないのがもどかしい!

しばしのんびりしたあと。ガイドさんが待つ場所まで下山。降りるほうがめちゃくちゃ怖い!登ってくる人たちが徐々に増えてきていて、ハーイ!と挨拶しながらお互いに譲り合い。休憩している観光客っぽいおじいさんがいたので、「頂上からの眺め最高よ!」と先輩面して言ったら、"Yeah, I know. That's why I moved to Sedona"って、めっちゃ住民だった。はは。
パワーが強い谷間に戻り、岩の上に寝転がって休憩タイム。ものすごく心が安らぐ。一日中、いや一年中あの場所に寝転がっていたい。。。
車に戻りながら、ああ今日はよく遊んだなー、楽しい一日だった!と満足しながら時間を見たら、まだ9時前!おお!やたらと充実してるぅ!
ホテルに戻るとまだ部屋の掃除はされておらず、実は朝出る前にトイレが壊れて水が流れなくなっていたので「トイレが流れません」とメモを置いて出ていたのも手がつけられていない状態。ふむ。。。そういえばSATCでキャリーが水栓タンクのふたを開けてなにやら修理をこころみていた場面があったな、と思いだし、おそるおそるふたを開けて見てみると、レバーにひっかかっているべきチェーンが外れている模様。これをちゃんとひっかけてあげればいいのかな?と水に手をつっこんでごにょごにょやっているとどうにかひっかかり、ためしにレバーを降ろすと流れた!トイレ自分で修理できた!こうしてまた一人で生きていけるレベルがアップしてしまったよ。
小腹が空いたのでホテルのお向かいにあるステーキハウスに行き、ビールとプライムリブのステーキをオーダー。おーーーいしーーー!!!キュートな店員男子が「いろんな国の『アイ・ラブ・ユー』を覚えようとしてるんだ。日本語ではなんて言うの?」とからんできたので、「愛してます」「アイシシュテ・・・say it again」「あ・い・し・て・ま・す!」と愛の言葉を連呼するわたし。ウケた。
スピリチュアルな街セドナで占いでもお願いしようと前日に予約していたお店に向かい、サイキックとご対面。いきなり「あなたは他人のことばかり考えて、自分自身のことをおろそかにしがちね。もっと自分本位になっていいのよ」と言われる。ううむ。かーーーなり自分を甘やかし好き勝手に生きているのですが。。。まあ、いいや。恋愛運や仕事運など良いことばかり言われたのでそれは信じることにするよ!!ちょっとしたヒーリングタイムのときに、不意にぼそっと"You'll be a good translator"と言われたのがうれしかった。がんばる!
ちょうど入れ替わりで、前日に仲良くなったRさんがお店に来たので、彼女の占いが終わったら集合することにして、わたしは一旦ホテルに帰って仮眠。30分くらい寝ようと思ったけど、やっぱり頭がギンギンで眠れない。セドナ・ハイなのかな?
Rさんと待ち合わせて、観光用のトローリーに乗車。運転手さんの説明を聞きながら街はずれのボイントン・キャニオンまで向かう。途中、写真撮影スポットで停車してくれるのもうれしい。
1時間ほどで元の場所に戻り、前日晩御飯を食べたメキシコ料理屋でビール飲みながらナチョスをつまみつつおしゃべり。極楽!旅先で素敵な殿方と出会ってロマンスに発展する運とはおおむね無縁な人生だけど、旅先でいい女友だちができる運だけは昔からけっこう持ってる。いいんだ、これで。
夕日でも見に行こう!ということになり、タクシーでエアポート・メサというボルテックス方面を目指す。エアポート・メサの近くの展望台で降りて夕日を待っていたのだけど、ちょっとエアポート・メサに登ってみない?ということになり、デニムの超短いスカート着用でかなりごつい岩山への山登りに挑戦!おそらくぱんつ丸出しでご迷惑をおかけします。
苦労して上った先は、ああ絶景かな。ネイティブ・アメリカンの笛っぽいのを演奏している人&撮影隊がいて、笛の音色が広大な景色のなかに響き渡るのが最高に雰囲気ある。

ごろんと横になって空を見上げたり、眼下をうっとりと見つめたり。おだやかで満たされる気持ち。この写真↓はサンダーマウンテン。デズニーランドのあのビッグサンダーマウンテンのモデルになった岩山とのこと。そういえば後日東京でRさんと会ったとき、Rさんがエアポート・メサのてっぺんから撮った写真の何枚かにUFO的なものが写りこんでいるのを見せてもらってけっこうびっくり。

暗くなる前にエアポート・メサから降りて、街を目指して道を下り、ニューフロンティアというオーガニックスーパーでヨギティーを買いあさる。アジアの梨もあるなっしー。

そしてスーパーの近くのオーガニック・レストランでディナー。なんとまあ、あっという間にセドナ最後の夜。早すぎる〜!いいかんじに酔っ払い、レストランのひとにタクシーを呼んでもらい、まずわたしのホテルまで送ってもらってRさんとバイバイ。すごい楽しい出会いがあって本当によかった。感謝。
相変わらず美しい星空を眺めながらぷらぷらと部屋に戻り、荷造り。