先月みたものもの

  • ムード・インディゴ〜うたかたの日々〜

ボリス・ヴィアンの原作は大学時代に読んだっきりでもうすっかり話を忘れてたので、こんなにもシュールな世界だったけ?と驚きつつもときめき。前半の悪ふざけっぷりはミシェル・ゴンドリーお家芸というかんじでずっとニヤニヤ楽しめた。そして後半の完膚なきまでの悲惨さよ。

  • 僕が星になるまえに

カンバーバッチさんの初主演映画。ほんの3年くらい前の作品なのに、カンババッチさんがやけにあどけなくて可愛い。余命いくばくもない彼と旅に出る3人の仲間たちのはしゃぎっぷりが微笑ましい。ラストはずずーんと重い問いかけを投げつけられ、自分だったらどうするか?というのを結構何日も考えこんじゃった。

  • もうひとりの息子

イスラエル版「そして父になる」系の、ユダヤ人とパレスチナ人の家族間での取り違えのお話。終わりの見えない対立のなかで描かれる人間同士の対話の先に見える光が非常に好ましい、いい作品でした。