ゼロ・グラビティ

marik2013-12-18

こーれーはすごい!圧倒的な孤独。諦めることのある種の心地よさと、諦めないことの美しさ。生との対峙。鮮烈な映像体験。完全に心を持って行かれました。導入部の尋常じゃない臨場感と絶望感にちょっとパニックになりかけ、はだしで映画館から逃げだしたい気持ちになり、息苦しさと戦いながら「大丈夫、ジョージがついてるから大丈夫!」と己に言い聞かせどうにか乗り越えた。3D苦手だけど、この映画を3Dで体感できたのは、技術の進歩ブラボー!というきもちでした。
今までジョージ・クルー兄さんの魅力をあまりわかっていなかったけれど、今回初めて抱かれてもいいかも、と思いました。秒速で兄さんからお断りが来ると思うけど。極限状態での頼りになる感が半端ない。そして彼がある場面で言う台詞が心に響きまくりで、思い出すだけで泣く。
そしてサンドラ!これ、サンドラ・ブロック以外の誰かが演じる姿が想像できないほど完璧。サンドラの声がすごく好きだということを、彼女が出ている映画を見はじめるたびにいつも思い出す。まっすぐで、ちょっと脆そうでいて強い声というか。『スピード』でバスのハンドルを握りながらマイクで"Officer!"ってキアヌに叫ぶときの声とかすごく好き。今回も「ああ、好きな声だなあ」と彼女のつぶやきに耳を傾けました。たたずまいもかっこいい。
しかし宇宙こわいなあ。何かあったときのために、これからも中国語の勉強はほそぼそと続けていこうと改めて心に誓った。

アルフォンソ・キュアロン監督のご子息が監督したスピンオフ映像にまた涙。こういうことだったのか!!!