ドラッグ・ウォー

marik2014-01-23

後味がものすごく悪い……けれども嫌いじゃない!よくよく練られたようにも場当たり的なようにも思える、緻密なような雑なようなプロットが楽しかった。そして新年早々、日本の映画館でMilkyway(トー先生の会社)のビューンというロゴ(っていうのかな?映画の一番最初に出てくるやつ)やユキちゃん(ラム・シウ)のお姿を立て続けに見ることができる喜びよ。

中国で麻薬の製造販売を行うと極刑だよ〜、というのを主軸に、中国の公安と香港の麻薬組織がいろいろ手間をかけて追いかけあう話。皆寝てなくてへろへろになってる部分が妙にリアル。
ハードコアな公安役のスン・ホンレイがまんべんなく素晴らしいのと、グオ・タオの前半と後半での印象ががらっと変わるところがめちゃくちゃよかった!トー先生は役者の魅力を180%くらい引きだすことに本当に長けている。

去年台北の街角で見かけたこの映画のポスターにものすごく恐ろしいフレーズが書いてたんだけど(http://d.hatena.ne.jp/marik/20130406)、もう、そのまんまだったのがウケる。蔵毒の部分がなかなかエグかったです。