大人の新感線『ラスト・フラワーズ』(8/23鑑賞)


大人計画と劇団新感線ががっぷり組み合うなんて、面白くないはずがない!という期待値をはるかに超えた愉快な世界が広がっていました。松尾スズキのダークな笑いといのうえひでのりのスピード感とダイナミックさが相まって、素晴らしい科学反応が起きていた。やー、楽しかった!橋本じゅん皆川猿時がいつもにも増して濃厚すぎて、サダヲや良々やクドカンや古田さんですら薄味に見える瞬間があったのが意外。星野源ちゃんの生歌がたっぷり聞かれたのがうれしい。平岩紙ちゃんのタンバリン芸もブラボー。もしも大人計画単体の芝居だったらここで終わるだろうな、と思った場面からさらに後日談があってポップな後味で終わったのも良かった。
あと、プロジェクションマッピングを多用した舞台ってたぶん初めて見たので、舞台装置の新たな可能性を見た思い。あれでずいぶん世界が広がる気がする。