イントゥ・ザ・ウッズ

いろいろなおとぎ話の点と点をつないで一本の流れに取り込む力技が面白かったです。後半の、自分から勝手にいらんことして相手を怒らせたのに、それに対して「たたかいだー!われこそ正義ー!」と騒ぐ展開は、米国の自虐ギャグなのかな。しかしこの作品、もうすぐ公開の『シンデレラ』ヘの営業妨害なのではないかと心配。夢、見させてよ!
エミリー・ブラントって歌も上手いんだ!という嬉しい発見。赤ずきんちゃん役の子は「あたし『アニー』やってました!どや!」感に溢れていたけれど、悲鳴のシーンはよかった。ETのドリュー・バリモア以来のナイス悲鳴。唯一めっちゃ笑った場面は、王子ふたりがアバクロ的な世界観を漂わせながら歌いあげるところ。