武道館にて

昨夜見た夢:試合前のジェロム・レ・バンナと握手しながら、”Bonne Chance, Jerome! Bonne Chance!"と励ましていた。

K−1GP開幕戦を観に行った。K−1MAXは武道館で見たことがあるものの、ヘビー級の試合をこのキャパで見るのは不思議な感じ。2階席でもリングが非常に近く、良く見えるので嬉しい。倒れる曙の波打つお腹まで確認できるほどに。もう年末のGPも武道館でやっちゃえばいいのに。以下素人目の感想。

ゲーリー・グッドリッジ vs ○なんとかモー:マーク・ハントの二番煎じ的なイメージのモーさんだけど、さすがサモアの血。強かった。
イグナショフ vs ○タイの人: 体格差が大きすぎてお互いやりにくそうに見えた。今年こそはイグナショフに優勝してほしかったのに。残念。葉っぱとのトレーニングが足りなかったのか。ベラルーシの葉っぱはもう散ってしまったのか。タイの人は良い動きをしてた。年末はボンヤスキーと対戦して、二人でぴょんぴょん飛び回って蹴りあって欲しい。入場曲が間寛平みたいな声の普通のタイポップスで気取りがなくて好感持てる。
ピーター・アーツ vs ●マイケル・マクドナルド: 数年前、リングに上がろうとして天才的なタイミングでこけたマクドナルドの姿が目に焼きついていて、なんかこの人はこける人なんだよねえ、と言いながら観ていたら今日も試合中にバンバンこけていた。ピーター・アーツがそこにいる、というだけでなんだか安心する。それが存在感というものなのかな。
ホースト vs ●グラウベ・フェイトーザ: フェイトーザのセコンドについていた、思慮深い同級生のような面持ちのフィリオの方ばかり見ていた。フィリオはもう出ないのかな。ホーストの手堅い強さが良く分かった。
レイ・セフォー vs ●天田ヒロミ: セフォーがノーガードで挑発する度に「かーっこいいー!!」と悲鳴を上げてしまった。たたずまいが男らしすぎてクラクラする。携帯の番号を教えたくなる。
ボンヤスキー vs ●曙: 律儀に攻撃するボンヤスキーは良い人だなあ、と思いました。曙も頑張っていた。疲れてくるとただの徘徊している人みたくなってたけど。サップ戦のうつぶせダウンに匹敵する仰向けダウン。両面揃いました。太郎がリングを降り会場を出ようとした時に、一旦振り向きリングに向かって頭を下げる姿にちょっと泣きそうになった。この人はこれから何を目標に生きるのだろうと。
○武蔵 vs ●シリル・アビディ: 何故ゆえにあの内容で圧倒的な判定勝ちなのか全く意味が分からんとです。プンスカ。
●バンナ vs ○ボタ: かつてのバンナの、ギラギラした凶暴さが消えているように思えました。延長戦が決まったとき、「無理、もうムリ」ってな風にセコンド陣に首を振るバンナも今まで見たことがない感じだった。

毎年東京ドームでGP決勝戦を観るのが師走の慣習だけれども、イグナショフアビディもバンナも出ないとなると、ちとキツい。