第8次去香港 Day 3

本日も台風シグナル3いただきました。暴風雨の中、新聞片手に近所の茶餐廰でワンタン撈麺と檸檬可楽をオーダー。ホットのレモンコーラ、初めて飲んだよ。非常に好きかもしれない。もともと気の抜けたコーラが好きなショボショボ人間のおいらにはピッタリだ

South China Morning Postを読んでいたら、先日報道されていた香港版ピアノマン(ピアノでもマンでもないが)の女性の身元が分かった、との記事が。断片的な記憶しか戻っていないけど、スイス人で、深センで英語教師をしていた気がすると。でも自分が何故香港に来て、どうしてあんな姿で発見されたかについては全く思い出せないらしい。肉体的な暴行の後はないけど、強烈な精神的ショックで記憶が飛んでいて、ナゾは解明されないまま近々スイスに帰る、というような内容でした。むー。とにかく家族が身元を確認できて良かったね。

起きた時からどうにも風邪っぽいので、街角のスタンドで感冒茶を求めた。小さい、グイっと飲める栄養ドリンクサイズの飲み物を想像していたのだけど、スタバのトールサイズのカップになみなみと、熱々の液体が入っていたよ。典型的な漢方薬の味で、ぐげー、ごげー、となりながら頑張って飲みました。効いたのかな?

ハーバーシティを徘徊。ここにもGODがあるのですね。赤の小物をテーマに色々買い込み、Lane Crawfordで狂ったように化粧品を購入。もう、安いのか高いのかすら分からないヨ。DFSをさらっと流して糖朝へ。前日かなり失望したのだけど、まあ、長い付き合いですしチャンスをあげようと(ナ・ニ・サ・マ?)。今回は通常通り遅からず早からずのサービスで、皮蛋痩肉粥とマンゴープリンも好食。無事糖朝と仲直りしました。

裕華やVCD屋(何時通ってもピのライブ映像が流れていた)、ワトソンズ、HMVを回り終わる頃には両手いっぱいの買い物袋。どこかネジがゆるみっぱなしなのだと思う。ホテルに荷物を置きに戻るとまた暴風雨スタート。星光大道に行ってみたくて、雨風の中いざ出撃。途中の地下道が大々的に工事中で、何かの薬品臭が充満。人死にが出るんじゃないかと思った。インターコンチ側の地上に出ると、もう、外に出られないほどの雨に退散、スーパーに寄ってホテルに戻った。ペプシのジェイさん写真入りのペットボトル入手。うふふふふ。

地下鉄で銅羅湾まで行き、T仔とKタンと待ち合わせ。雨がひどいからちょっと遅れるので、先にレストランに入ってて、との連絡を受けた。Kの旧姓のMs.Tsangで予約が入っていたのだけど、私はMs.Tongと聞き違え、お店の人が通してくれたのは知らない香港人のトンさん一家がワイワイ食事をしている個室だったよ・・・。なんか違う!とアワアワしていたら二人が到着して事なきをえた。玉桃軒というお店、かなりの美味でした。蒸し海老、蒸し魚、なまこの煮込み、糖醋肉、冬瓜のスープなどをモリモリいただく。隣のスペースで結婚式をやっていて、麻雀牌の音からマイクでがなり立てる声まで、リアルな香港ウェディングの気配を楽しめました。

二人と別れて湾仔からスターフェリーに。これで乗り納めでござるよ。初めて香港に来た時に泊まった今は無きフラマーホテルの跡地にAIGの立派なビルが完成していて、なんとなくしみじみ。

雨は止んだし、プロムナードを通って星光大道まで行ってみよう、と歩を進めたのだけど、風が尋常じゃない。前に進めない。台風中継の時にレポーターが踏ん張っている級の風。飛ばされるよ。きっと今は自由に空も飛べるはずだよ。なのに皆平気な顔で写真撮ったりベタベタしている!どういうことかね?結局誰の手形も見る余裕無く、ひたすらムキョーっと踏ん張って、風に逆らって歩いた。風がしょっぱい。

昼に通った地下道経由でペニンシュラ側に戻ると、穏やかな風。あれはなんだったんだろうと、一人ネイザンロードに佇む、髪ボサボサの潮臭い女。エッグタルトを買い食いしながらホテルへ戻った。街角でエッグタルトを見かけるともれなく買い食いを続けた今回の旅で、一番頻繁に発した言葉は「蛋達(ダーンタッ=エッグタルト)唔該」だったよ。