想像依然無限大 感覚依然説不完 音楽依然范特西

marik2006-09-10

某大型CDストアのオンラインショップにジェイの新しいアルバムを予約したところ、現地での発売から3日ほど経ったころに、「marikタンとやくそくしていた予約特典付きのCDを、台湾のひとから分けてもらうことができませんでした。(ヒック、ヒック)いっしょうけんめいおねがいしたけど(ヒック)、やっぱりだめでした(えっぐえっぐ)。わたしとのやくそくは、わすれてください(えっぐ)。ごめんだたい(嗚咽)」というニュアンスの、はじめてのおつかいに失敗した子みたいなメールが来て脱力。仕方がないので本日、街中まで買いに走りました。

で、年に一度のお楽しみである周杰倫さんの新譜『依然范特西』を、わくわく小鼻ふくらませながら拝聴いたしました。一曲目の「夜的第七章」の陰鬱な音がかなり好み。

そして二曲目の「聽媽媽的話」の歌詞を目で追いながら聴いていたら、涙がボロッボロ出てきてしまった。最後には号泣。素直でまっすぐなメロディと母親への愛慕の情あふれる歌詞の向こうに、お母さんに支えられてきた、無心にピアノを弾く子どものころのジェイと、売れっ子音楽家になったジェイの両方の姿がぐるぐる混ざり合って見えるようで、こみ上げるものが。たぶん、私の脳内翻訳機が勝手にものすごく素敵な歌詞に翻訳しただけで、ネイティブや中国語に長けた人が見たら、え、そんな感動するほどのものでは・・・という歌詞なのではないかと思うのだけど、ドンマイ。

今日だけで何度繰り返しアルバムを聴いたか、もはやカウント不能。どの曲もとにかく好きにならずにはいられない。私は、ジェイの音楽に飽きることということがまだまだできないと思った。ラストの「菊花台」はCurse of the Golden Flowerの主題歌らしいです。大きくて優しくて美しいこの歌が、LAやニューヨークの映画館で流れるなんて、想像しただけでグッとくる。くる!

台湾のネット記事などを見ていると、「映画にのめりこんで音楽がおろそかになっている」といった進路指導の先生みたいな論調が結構あるみたいだけど、オファーが来て自分でもやりたいと思えるものがあるのなら、人生どんな経験もムダにはならないのだから、何でもどんどんやったらいいんですよ、周くんが何をするにしても、先生はずっと応援していますよ、と職員室の隅っこに呼んで声をかけたいきもち。