第10次去香港 Day 1

marik2006-10-20


午後3時頃、YMCA Salisburyに到着。今回はファミリースゥイートで広々。窓からの眺めは、ペニンシュラがメイン。まあ、ペニンシュラ別館だから。まずは重慶大履に赴き両替し、西瓜汁を飲みながら九龍公園を散歩。中秋節の名残なのか、キッチュなはりぼてが園内に配置されていて愛らしい。あと、尖沙咀に建設中の、ものすごく高いビルディングのてっぺんをよく見ると、遥か上空の足場の骨組さえもが竹でできていることが衝撃だった。竹すごいなあ。

佐敦でいつものワンタン麺。michiyonさんがオーダーした魚の団子を少しいただいたところ、これがまた美味。柚子のような風味が香る、ふわふわのすり身がたまらない。次回からはワンタンと魚団子のブレンドでお願いしなければ。

しかし暑い。10月の香港は、長袖一枚で穏やかな風に吹かれて快適に歩いていた記憶があったのだけど、今回は歩いているとじわっと汗ばむおなじみの暑さでした。早くもぐったりしそうな予感がして、油麻地まではMTRで移動。義順で牛乳プリン。シアワセ。

信和中心の明星写真・グッズのお店では、相変わらずピ(RAIN)が大人気。と思いきや強力なライバルが。台湾の183 Clubというグループの明道(みんだお)の写真で溢れかえる信和中心。ピの写真・グッズの隣には必ず明道。角を曲がれば明道。振り返れば明道。朝、飛行機の中でmichiyonさんが明道の名前を出したときは、「誰それ?」状態だったのが、信和の中をぐるりと一周し終わるころには、「最もホットな男」として鮮烈に脳に焼きついてしまった。明道 is freedom.
あと、今までは店先で見かけてもぐっと我慢していた、ジェイ・チョウさんのペプシ広告の飲み物入れ(あの、スタバなどで売っている大きいプラスティックのカップ)をついに買ってしまった。会社で使うべきかしら。

臭豆腐のかぐわしい香りが漂う旺角の街角で散開し、わたしは香港島へ。日本から脱出した日にスターフェリーに揺られるのは、魂が最高に喜ぶ瞬間だと思う。もう、ほわわわわーーーんと開放感。蘭桂坊のカフェでA姐さんと再会し、嵐のように近況報告大会。

ガチョウを求めてヨンキーに行き、30分ほど待って着席。ところでヨンキーのお向かいにある翠華レストランは「すいかレストラン」と可愛らしい日本語がネオンにまたたいているけれど、窓には「おいかレストラン」って書いてあるよね。ガチョウを待っている間、テーブルの近くのオープンキッチンの中を観察。坂田利夫似の愛想のよいおじさんが忙しく立ち働いていた。

糖朝みたいなお店がSOHOあたりにもあればいいのにねー、と言いながら歩いていたら、エスカレーターの近くに、限りなくそれに近いこじゃれた中華デザート屋を発見。味は、普通。

そしてフリンジクラブの屋上で、ぐるりとそびえ立つミッドレベルのマンション群やセントラルのオフィスビルに囲まれ、心地のよい風に吹かれてコスモポリタンを飲みながらおしゃべりしていると、脳に幸せ汁が充満。毎週こんな週末だったらよいのに。到着初日のわずか9時間ばかりの間に、これだけお腹いっぱい楽しめることがすごいよね、香港。0時ころMTRでホテルに戻り、michiyonタンとエンドレストークののち、意識を失い就寝。