木更津キャッツアイワールドシリーズ

ぶっさんにちゃんとバイバイ言わなきゃ、と若干おセンチ気分で席についたものの、始まった瞬間からめちゃくちゃ笑った。日本シリーズの、いっさいがっさいやっさいもっさい詰め込むゼ!というあの強引なノリも結構好きだったけれど、今回はまた違った球がビュンビュン飛んできて、爆笑→キュン→爆笑→涙→爆笑→ああ、笑いたいのに涙が出チャウ、ああ、もう!という状態に。エンドロールの過去の名場面集になだれこんでも同じくそんなミックスされた感情が渦巻いて、映画終わった後も涙が乾かず同行者と照れ笑い。

レギュラー陣はもう、言わずもがな皆素晴らしかったけど、今回は小日向さんに徹底的にやられた。笑いも涙も。そしてあの役が橋本じゅんだということに、最後にやっと気づいたよ。あの話し方、ついつい真似してしまう。あと、MCUの顔が好きだと初めて気づきました。キックではリトル派だったのだけど。MCU、ナイス。

アメリカ人に生まれて、超ドレスアップして車でボーイフレンドが迎えに来て一緒にブロムに参加したり、パリジェンヌに生まれ、何でもおしゃれに着こなしたり、台湾人に生まれてジェイの歌や話していることを完全に理解できたり、そんなことに淡い憧れを抱いたりもするけれど、クドカンとほぼ同じ時代に生まれ育って、彼の作品を心から楽しめるだけで、日本に生まれて本当によかった、としみじみ思います。