元上司が出張で来日していて、久々に少しだけ通訳アテンド。いろいろ話をしてオフィスに戻ったら、とても元気な気持になっていた。最近になってふと、仕事において、ここ数年間の自分と今年の自分はなんとなく違うなあ、しかもあまり良くない方向に、とモヤモヤ考えはじめていた部分が、懐かしい会話の中でふとクリアになった気がした。今年のはじめから上司が変わり日常業務の90%が日本語になって、ものっすごく楽になったのだけど、緊張感がなくなり弛緩してしまい、物事をネガティブな方面に捉えるムダな労力を使うようになってきたというか。いけねえいけねえ。窓を開けて空気を入れ替えなければ。

実家の庭で栽培された野菜がたんまりと送られてきた。珍しい野菜がいくつか入っていて、この野菜はこういう風に調理するのがオススメよ、ということがつらつらと綴られた母からのインストラクションの最後に「!○○(母の名)農園だより!またのご利用をお待ちしております」と書いてあるその微妙なセンスに、ああ私もきっと同じシチュエーションだったら全く同じように書くだろうなあと不本意ながらも思ってしまった。否めない、この血の流れ。先だってTVで放映された「東京タワー」で、田中裕子がおもちゃの鼻つき眼鏡をかけて一人で炭坑節を踊るシーンを見た瞬間、これと全く同じ光景を親族の宴会で見たことがあるなあ・・・しかもあれ、自分の母親だったなあ・・・とデジャヴが。あたしの中にもあの血が脈々と・・・鼻眼鏡・・・炭坑節・・・否!否!
野菜をどうやって食べようかとあれこれ考えていて、「あ、あのソース作ろう。コパカバーナコパカバーナ!コパ・・・カバー・・・ナ?違う」と、アンチョビ&オリーブのソース名が思い出せずにひとりで悶々としていたのだけど、バーニャカウダでした。簡単&美味!