“5:55”シャルロット・ゲンズブールの新譜、すてき。新譜も新譜、何年ぶりかしらん?前作は、私が彼女に激しく傾倒しおフランスかぶれ絶好調だった高校/大学生の頃に愛聴していたので、あれから7年ぶりくらいカナ?(中途半端なサバ読み)。「魅少女シャルロット」とかそんなタイトルだったような。目覚ましタイマーで、アルバムの冒頭のセルジュ・ゲンズブールの「Charlotte」というねっとりとザラついた呼びかけで毎朝起きていた十数年前。
スゥイートなささやきヴォイスは健在。しかしながらかつての、恥ずかしそうな、いたたまれなさそうな、消え入りそうな気配は影を潜め、おだやかで安定した空気感。
でも「フランス語で歌うと父のことを思い出してしまうから、今回のアルバムは英語で歌ったの」という発言にシャルロットらしいナイーブさがキラリ。ボーっと流し聴きしていると、どれも同じ曲のように聴こえるのも一興。さざなみのようなピアノの音色がトロトロと流れている曲が多くて気持がよい。
そして、ジェーン・バーキンを思い出さずにはいられない歌声。昔はそれほど似ていると思わなかったけれど、顔つきも最近お母様に似てきたような。女性は年を取るほどに母親の遺伝子が表に出てくるような気がする。シャルロットのお母さんは、おどけて炭坑節とか踊らないんだろうなあ。いいなあ。

24のボックス(シーズン5)のおまけに付いていた特典映像に、助演の役者たちのインタビューが入っていて、すっごく面白かった。彼らの役者以外の活動の話もしていて、なんと、マイク・ノビックはフォーク歌手ですって!ひええええ。あの苦み走ったじゃがいもっぽい感じが大好きなのだけど、フォークかあ。想像できない。アルメイダは文章を書いていたり、クロエはスタンダップコメディをやっていたり、あと、大統領のSPのアーロン役の人はコーチングかなにかのセミナー講師をやっているらしく、とても快活にセミナーで話している映像が出てきてびっくり。意外な一面満載。
撮影チームのメイキング映像も興味深かった。全員が高いプロ意識のもとに優れたチームワークで愛情を持って作品を創り上げているのだなあと感心することしきり。シーズン1、2のころ、出てくる人が馬鹿ばっかりでイライラするー、って思っていてごめんね、と思った。「そろそろオレが死ぬ番だ」みたいなジョークも現場でよく出るようで、あれだけ楽しそうに作品に参加していたら、もしも自分(の役)が死んでしまう番が来たら、本当に悲しいだろうな。イーキン&小春の「欲望の街」シリーズみたいに、次の作品で何事も無かったかのように別の役で出てくればいいのに。

沖縄の黒糖ピーナッツがおいしすぎてやめられない。食べ過ぎて鼻血が出たけど、やめられないんだ。仕事中も「こくとうピーナッツたべたいたべたい」と1時間に一回くらい考えていた。アディクト?