冬の欧州ひとり旅 九日目 フランス→ベルギー

marik2007-01-03

日本からの電話で起床。ホテルをチェックアウトし、タクシーで北駅に。東洋人の運転手さんとフランス語で話していたところ、かかってきた電話では広東語で会話しているので、どちらのご出身?と聞いたら台湾人だった。北京語に切り替えたら、相変わらず通じないわたしの北京語。最終的に英語で話しながら駅に到着。わたしと違ってどの言語も流暢な、マルチリンガル・ドライバーだった。

駅で午後のブリュッセル行きのチケットを発券してもらい、荷物を預けようと右往左往。ロッカーは、厳重なセキュリティチェックを通過せねばならない鉄格子の向こうにあった。物騒な世の中ですものね。

パリの残り時間を堪能すべく、メトロで一路ルーブル美術館へ。ルーブルもすんごい行列。セキュリティチェックで並び、チケット購入で並び、中に入るまでに1時間弱かかったかな。有名どころをささーっと見て回ったら案外時間が余ってしまい、二時間ほどで退散。天使がガチョウにチョーク・スリーパーをかけているような彫刻が可愛かった。

セーヌ川沿いを散歩。舗道に古本の屋台がずらりと並んでいて、表紙を見ているだけでも楽しい。やがてポン・ヌフのたもとに到着。ポン・ヌフの恋人、なつかしい。あの橋のバックに花火が打ちあがるシーンが好きだった。カラックスは最近映画撮ってないのかしら?カフェで休憩し、北駅に戻った。

荷物を引き取り、駅の二階にあるユーロスターの乗車ゲートに向かい、改札に切符を通すとなぜかはねられるので係員のいる窓口でチェックしてもらったら、「あ、これはタリスの切符ですね。タリスの乗り場はここじゃないんです」と言われ、地上階に。タリスってなんじゃろ?ユーロスターのホームページで予約したので、あのあたりの国境越えの電車はすべてユーロスターなのだと思っていたよ。

パリから二時間弱でベルギーのブリュッセルに到着。パリよりも空気が冷やっこい。タクシーでグランプラス方面にあるホテルへ。部屋広い!最初にリスボンで泊まった部屋の3.5倍はある。クイーンサイズのベッドと大きなソファが置いてあるのに、それでもまだまだガラーンとした印象の広さ。バスルームもゆったりしていて、さらにトイレは別、というすばらしい部屋に浮かれて、そのままルームサービスでゆったりご飯。テールスープとグリーンサラダとステーキとフリッツ(フライドポテト)。食べすぎ。ベルギービールがおいしい!