ベルベット・レイン

いかにもwannabe Wong Kar Waiという風情の映像だなあと若干鼻白みながら見ていたものの、ラストシーンでこの映画のことをものすごく好きになりました。なーるほどねー!と膝を打つあのスッキリ感。アイディア大賞!見終わったあと、もう一回見たいきもちにならざるをえない。予想外に林雪が登場したのが嬉しくて、ユキちゃんのシーンばかり途中で何度も巻戻し再生している場合ではなかった。
エンディングの歌が意外と良いなと思ったらチャップマン・トウの歌唱で、しかも作詞・作曲がアンディ・ラウだったのが驚き。なんと多才な御人。アンディのやや長髪なヘアスタイルが新鮮で素敵だった。エリック・ツァンのヘアスタイルさえもスタイリッシュ。
おなじみの顔ぶれゆえに、なんというか、パラレルワールドで作られたインファナル・アフェア、という感じがして面白かったです。