プーケット旅行3日目

marik2008-04-21

何もしない一日と定め、プールサイドでゆっくり朝ごはん。ビーチへ行くには、車が行きかう道路を一本わたらなければならず、横断歩道に信号が無いかわりに警察官が立っていて、通行人が現れると車を止めてくれるしくみ。通るたびに違う人が立っているのだけど、たいていサイモン・ヤム系の顔立ちをしてベレー帽をかぶっているので、ちょっとしたPTU気分。
カロン・ビーチの砂浜は泣き砂とのことで、シクシク、メソメソ、「私は大丈夫。ひとりでも平気。だからあの娘のところに行ってあげて。スンッ(鼻をすする音)」というような音が聞こえるのかとドキドキしていたら、歩くとムキュッムキュッムキュッとかわいらしい音がする鳴き砂でした。
ビーチでビールを飲みながらひたすら読書。暑くなってきたら海に入って荒波にもまれ、また戻って読書の繰り返し。塩っけがつらくなってきたら、ホテルのプールに戻って真水で泳ぎ、またビーチへ戻って読書。合間に狂ったように日焼け止めを顔や体に塗りつけるものの、前日のアイランド・ホッピングですでにほんのり焼けてしまっているので、焼石に水感は否めない。
ランチはタクシーで5分ほど走って繁華街へ行き、オージービーフのステーキを食す。やわらか!美味!肉!長期滞在のバックパッカー御用達っぽい快適そうなバジェットホテルが立ち並ぶ一角で、鮮やかな花を眺めながらゆるい風に吹かれてぼんやりする南国の午後。海沿いをぷらぷらと歩き、土産ものマーケットなどをのぞきつつホテルまで戻り、またビーチやプールを行ったりきたりしながら陽が沈むまで読書。
ホテルの中に戻ると、アジア各国からのMATRIXご一行が続々と到着していて、ホテル内が赤いTシャツ着用者でいっぱい。美容師さんっぽいひとやモデルが大勢うろうろしていた。
シャワーを浴びてホテルのスパへ。ヒルトンの広い敷地内にある湖の上にぽっかりと浮かぶ小島(たぶん。暗かったので定かではない)に、いくつものコテージが立っている形式。カエルの鳴き声の効果音を聞きながら、首・肩・背中をぐいぐいと責める、スウェーデン式と何かが混じったなんとかというマッサーヅで至福のひととき。
体が軽くなったところでトゥクトゥクでパトン・ビーチへ。次回プーケットに行くときは、もう、普通にパトン・ビーチのホテルに泊まろうと心に誓う。到着して空を見上げると、また等間隔に並んだオレンジ色の光が三つ!ええええ。そのうちひとつだけが活発に動いて、ぐんぐん移動してやがて消えていった。
またバングラ通りを闊歩し、シーフード料理屋にて、いけすのロブスターを指名して焼いてもらって晩御飯。美味!なぜかお酒を飲む気にならず、ソーダ水で食事。どうしたことか(帰国後、気管支炎になっていたことが判明)。

Bananaというディスコティックへ行ってみると、まだ盛り上がる前のようで人が少なく、私たち以外の女性はやはり元・男性しかいない。女子トイレに入っても己がマイノリティであることを感じた。冷えたダンスフロアで凍えそうになりながら体をゆらしているうちに続々と客が増えて大盛況。ホテルで見たMATRIX軍団の香港人(小柄なン・ジャンユーという感じのひとがいたので妙に印象に残っていた)たちも来ていた。ヒップホップ寄りの音楽にいまひとつ乗りきれず、早々に退散。帰りのトゥクトゥクが尋常じゃないスピードを出し、山道もカーブもぐいんぐいん走りぬける頭文字Dなドライバーだった。