薔薇之恋

今までテレビで飛び飛びで見ていたこのドラマ、最初から最後までちゃんと通して観てみよう、なぜならジョセフ・チェンがスキダカラー!ということで全41話を一気に鑑賞。

原作はきっと詩的な美しい漫画なのだろうなあ、という印象を強く受けたものの、主人公の女子にまったく好感と共感を持てずに41話分のドラマを見るのは辛かった。”24”の面白くないシーズンの比じゃない。Ellaちゃんは素の時というかS.H.E.のときは、男前でさっぱりした雰囲気がとても好きなんだけど、「ああ、私って肉まんみたい」「どうせ私なんか」「でも○さんが好き」と何年も同じことばかり言い続けるヒロインに最後までどうしてもノリきれず。彼女に限らず登場人物のうち主な3人が何年もずっと「ああ、美人に生まれたかったなあ」「はっ、オレ、なんかアイツのことが気になる・・・この気持ちは何?」「でも、私たち(俺たち)兄妹なんだから」「死んだ恋人が忘れられない・・・」「オレはこんなに好きなのに」と、延々とつぶやき続けるループに、あれ、このシーン前にも見た気が・・・と、デジャヴの連続。途中、HEBEが出てきたときはちょっと面白くなった。HEBE可愛い!

ウェービィなロングヘアにシルクのガウンが定番ファッションのジョセフの姿がちょっとコント仕様っぽいのだけど、見慣れたら素敵。ジョセフがいたから、最後まで見続けられた。彼の存在感や佇まいは本当にすばらしい。いつも何かを食べているような役で、たまに彼が食べている、大きな透明な袋に入った、フィジッリみたいな形状の揚げおかきっぽいお菓子がすごく美味しそうだった。台湾ではポピュラーなのかな。

あと、このドラマで漫画家の役をやっていた人が気になる。いたずらなKissでF組の担任役で見たときからずっと気になっている。中国語非ネイティブから見ても、この人は棒読みなのでは・・・という疑惑が常にぬぐいきれず、それが逆にいい味を出していて、色白のほわーんとした雰囲気とあいまった不思議な和ませオーラが気になる。
ところどころで一瞬でてくるゲストが呉克群だったりディラン・クオ(今、名前をどうしても思い出せなくて「台湾のもこみち」で検索したらすぐさま判明)だったりするのがほんのり豪華な気分。そういうノリでひょこっと出てきた男子が、すごく見たことあるけど誰だか思い出せず、五月天のメンバーの誰かだっけ?としばし悩んで思い出したのが張智成で、懐かしかったです。