マン・オン・ワイヤー 

1973年にワールドトレードセンターで綱渡りをした人とその仲間たちのドキュメンタリ。テレビで30分くらいの番組で見るくらいでちょうどよいような気がしたといったら身も蓋も無いけれどそんな気もした。マイケル・ナイマンの音楽がよかった(ちょっと睡眠導入効果アリ)。
夢をみることと実現させる力と、彼が成し遂げたことの美しさにはじんわりとこみあげるものが。ツインタワー建設の段階からの映像が切ない。なぜ、ワールドトレードセンタで綱渡りを?という質問に、「理由なんてない」と言い切るところや、逮捕されて釈放された直後にファンの女性としけこむところなど、おフランスっぽい自由さが素敵。