台北三日目

朝食後MTRで中山國中駅まで行き、行天宮へ。行天宮前の地下道の痛快ウキウキ占い通りにて占い。名前と生年月日を書く紙に、前のお客さん数名の名前と生年月日がすでに書かれていて、個人情報の漏洩に過敏な昨今の風潮の逆をいくおおらかさがほほえましい。占いの内容は、だいたいどの占いに行っても言われることと同じことを言われた。がんばります。

まさこさまと別れて弊社の台湾オフィスが入っているビルへ。住所を頼りに、このビルでよいのかしら・・・?とどぎまぎしつつロビーに足を踏み入れると、見覚えのある会社ロゴががっつり目に入り、若干現実に戻って疲労をかんじた。
台湾オフィスのMに連れられ、Kikiという四川料理のお店でランチ。チー坊(スー・チー)などが経営しているお店らしく、こじゃれた感じ。Fly's Headというすごい名前の料理が、ちょっと干扁四季豆みたいな味付けでおいしかった。あと、Old Man's Skinというまたしてもすごい名前の、卵豆腐を揚げたものが絶品。食後にものすごくハイエンドなチョコレート屋(チョコを宝石のように扱う、というのがコンセプトらしい)で、めちゃくちゃ美味しいダークチョコのアイスを買ってもらってご機嫌。微風廣場でまさこと合流し、M先生はオフィスに戻っていった。謝謝。

タクシーでシャングリラ・ホテルへ行き、大好きな雲天芳泉へ。シャワーを浴びたあとフットバスにつかりながら、地上40階から台北の街を眺めるしあわせ。香港でのめくるめくテンションの高さとは違う、おだやかな気持ちになる台北の景色にほっとする。スゥエディッシュマッサージ&フェイシャルで完全にゆるゆる。近くのシャンパンバーに行きたかったけれど、ふたりとも化粧道具を持ってきていないという社会的に非常に危険な状況のため、タクってホテルに帰還。

化粧をほどこし、西門町に向かってみる。マンゴー牛乳を飲みながらそぞろ歩き。CD屋でデビッド・タオの新譜と、ずっと買い忘れ続けていたジェイ・チョウさんの最新DVD集をようやく購入してほくほく。阿宗麺線にて麺線を立ち食い。やっぱり美味しい。

隣駅の龍山寺に行って、華西街夜市を散策。ディープとは聞いていたけれど、想像していた光景の50倍はディープだった。閑散としたアーケードに突如あらわれる毒蛇研究所とか、なんだか夢に出てきそうな風景だった。夜市を歩いていてまったく食欲をそそられないということがありうるなんて。夜市のまわりもそこはかとない怪しさがほんのりと漂っていて、なんだかちょっとめまいがしそうな雰囲気がとても楽しかった。