本日ついにマラソン大会デビュー。本当は香港でデビューの予定だったけれど(しつこくもトラウマ)、夜の葛西臨海公園を10キロ走る今宵の大会も気持ち良くて楽しかったです。いや、楽しかったというか、途中はつらくて死ぬかと思ったけれど。あたりまえだけど、マイペースにランニングするのと、大会として走るのでは精神的な圧迫感が全然ちがうのですね。4キロあたりですでにへろへろで膝もいたいし、もう駄目かと思った。
走りながらいろいろ考えてしまった。結局のところ私って長距離走にはむいてないなー、とか、でも別に短距離走も全然むいてないけどね、とか、では私にはいったい何のとりえがあるのかしら、とか。あわや自己否定のスパイラルに陥りかけたところで、夜風がきもちいいなあ、しあわせだなあ、自由だなあ、という突然の多幸感とか。そして沿道のひとの応援にぐっときたり、ずっと前に走り終わったまさこさまがゴールで待っていてくれたのもすごく嬉しかった。なんか酔っ払いのようにさまざまな感情がめまぐるしくかけめぐるランニングでした。
とりあえず、今後はハーフやフルマラソンという大望は抱かず、10キロ大会をへろへろにならずに走りきれるようになる、という等身大の目標をかかげてがんばっていきたいと思います。走り終わったあとの爽快感はなにものにも代えがたいよね。少なくとも、最後まで歩かなかった(by村上春樹。村上さんの場合は100キロだけど)。
もしも一年前のわたしがこの日記を読んだら、「え、マラソン?大会?だれ?あなただれ?」って怪訝に思うに違いないわ。