悪人

原作者が脚本も担当していると、本で受けた印象がまったくぶれないので、新鮮さはないもののやはり安心して観られる。同じように胸を打たれるしズシンと考えさせられる。
原作で一番すきなのが長崎バスのシーンなんだけど、映像だとさらにぐっと来た。万が一あのお婆ちゃんのような立場のひとに遭遇したときは、わたしもあの運転手さんのようなスタンスでいられるひとになりたいと思う。車窓の外にうっすらと母校の建物が映っているのも懐かしかった。