タイ・ラオス旅 Day 5 ルアンパバン→ホアヒン

marik2010-11-03


ルアンパバンに滞在中ホテルに何度かお洗濯をお願いしていたので、チェックアウトのときに請求されるのをじっと待っていると、「ん?まだ何か?」くらいの反応だったので、「洗濯代は?」と聞くと、「あ、そっか。何と何を頼んだの?」とまさかの自己申告制。記憶にある限り正確に申告したつもりだけど、こういうゆるやかさがたまらなく好きだわ。

おむかえのトゥクトゥクに乗り、托鉢の列を追い越しながら空港へ。風が!風が身を切るような冷たさ!ウィンドブレーカーくらいじゃ、とうてい防御できない冷たさ!ずっと我慢して寒風に吹かれていたもののさすがに耐えかね、バックパックにしまいこんだ薄手のダウンジャケットを引っ張り出そうとぶるぶる震えながら四苦八苦し、やっと見つかった!と広げようとした瞬間に空港に到着・・・。

ラオス航空の乗客の集合率のよさは相変わらず優秀で、今回も定刻前の出発。さよならルアンパバーン、とちょっとおセンチになりながらインスタントコーヒーをすすりつつラオスに別れを告げた。ロールケーキがやっぱり意外とおいしい。

バンコクに到着し、旅客案内所で「ホアヒンに行きたい」と言うと3500バーツ(1万円くらい?)とのこと。数日前に別のカウンタで聞いたときは2500バーツと言われたので、ナゾの強気プライスに戸惑いつつも、もういいや、と手配を依頼。寒い車のなかで、朝、トゥクトゥクの上で着込めなかったダウンジャケットが大活躍。

車で3時間でホアヒン到着。予約していたソフィテル・センタラ・グランド・リゾートに降り立つと、超高級ホテルで若干浮いている我々のバックパック。部屋の準備ができるまであとちょっと時間がかかるというので、先に外で昼食をとることに。

ホアヒンは王様がリゾート地として利用されるところで、日本でいえば那須とかそういう感じなのかな?チバソムというヘルスリゾートが有名ですね。もう何年もチバソムに憧れ続けているんだけど、昼間からお酒を飲めないのと夜もアルコールはワインだけ、というのがひっかかっていまだトライできずにいる。

シンハで乾杯し、もうビアラオは飲めないのかとほんのりさびしいきもち。フライドライスなどをいただき、ぷらっと散歩したあとホテルに戻り、お部屋に。ゴージャス!テラスからそのままプールサイドに行かれるのがうれしい。さっそく水着に着替えてプールへ・・・肌寒い・・・。

プールサイドでごろごろしたあと、ホテル内を探索。とにかく広い。広大な庭にはシザーハンズ作成かと見まごうばかりの、象やいろんな動物の形に刈られた造園アートが散らばり、プールもあちらこちらに。

ビーチへ向かうと、遊泳禁止の旗が立っていて、冬の日本海さながらの波しぶき。リゾート地によくあるバナナボートとかパラセーリングの売り込みと同じように、「馬に乗らないか」とやたらと声をかけられるのが斬新。ビーチで馬。気持ちよいのかもしれないけれど、馬の落し物が砂浜の随所に見受けられ、なかなか油断ならない。

キャアキャアいって海にちょっと足をつけたりしたのだけど、なんとなーく、海水にあまり清潔感が感じられないことにはたと気づき、ちょっと自粛。美しいビーチがたくさんあるタイで、ビーチ目当てでホアヒンを訪れるのはちょっと間違っていたのかもしれないと思わざるをえないけれど、土地の雰囲気は好きです。

プールサイドでお酒を飲んだのち、部屋に一番近いプールで本読んだりうとうとしたり。プールに浸かったら200%風邪ひきそうなので自粛。

タイスキが食べたいきもちで、どこかのショッピングモールにMKが入っていると事前に人から聞いていたので、ここかしら?と入ってみたモール(というかスーパー的な規模)には見当たらず、ナイトマーケットでご飯を食べることに。ルアンパバンのナイトマーケットとは対極にある賑わいが、それもまた楽し。

マーケット沿いに並んだレストランの店先には海鮮類が氷のうえに並べてあって、それを見ながらお店の人のセールストークを聞きつつ吟味。一番雰囲気がよさげなお店で、いい蟹を見つくろってもらってテラスに着席。蟹のカレー炒め、トムヤンクン、空心菜の炒めたのに炒飯、という感じだったかな。タイのビール、ChangのClassicを非常に気に入ってしまった。これからはシンハよりChang派でいきます。蟹のカレー炒めがとにかく美味しい!しあわせ!店の内側にあるテレビでは、「おしん」が流れていた。

大満足で店を出て、Lotiの屋台でバナナ入りのロティをオーダー。皆川猿時似のお兄さんがところどころでキメポーズを見せながら陽気に焼いてくれたロティ、美味しゅうございました。

この夜市では夫婦でがんばっているパフォーマー(というかbeggerというか)を3組見かけた。夫婦のどちらか(もしくは二人とも?)が目が見えず、歌を歌いながら歩く連れ合いをもう一人がいざないながら練り歩く、というスタイル。最初の一組目はソウルフルな歌声でちょっとぐっと来るものがあったものの、一組はラジカセで音楽を流しながら、だんなさんがかすかに体をゆらし、ただ二人で歩く、というパターン。もう一組はカラオケ持参で歌いながら歩いていた。

ホテルの部屋でお酒を飲みながらごろごろしつつ、タイのテレビドラマに釘付け。まさこと私で適当にアフレコしながら見るんだけど、想像通りに話が進むので言葉が全然わからなくてもわかりやすい。金城武に激似の俳優と、ものすごい美人のヒロインと、ヒロインの息子らしきかわいいハーフっぽい男の子3人が主役の痛快ラブコメディホームドラマ的なノリながらも、結構どろどろっぽい。金城(仮)を好きな別の女の子が金城(仮)を薬で眠らせてベッドに連れ込んだり、人をやとってヒロインを襲わせたり、やりたい放題。予告編では彼女とヒロインが取っ組み合いのケンカをしていて電話のコードで首を締めていた。続きが見逃せないよ!