Sting Symphonicity Tour @武道館

スティング先生、日本のオーケストラと共演。ザ・ポリスにリュートに今回はオーケストラと、最近の先生のコンサートは毎回目新しくてすごいな。"Symphonicities"に収録されている曲だけ演奏するのかと思いきや、それ以外にも大好きな名曲が続々と、管弦楽というおニューのおしゃまなお洋服をまとって登場するので、たいそう感激いたしました。

管弦楽団の厚い音色とスティングのドラマティックな楽曲との化学反応が、もう、本当に奇跡的な美しさだった。とくにしびれたのは、"Russians"(なつかしい!!!)、"Moon Over Bourbon Street"(歌うまえに「この赤い裏地が好きなの」と言いながらわざわざ黒いコートを羽織って吸血鬼を気取る先生がキュート!)、"Dessert Rose"(ちょっとだけ中近東っぽいおどりをひっそりと踊る先生がキュート!)あたりかな。
シンプルな編成のバンドも一緒に出ていて、おなじみのドミニク・ミラー氏によるギター前奏の"Shape of My Heart"や、まさかの"Every Breath You Take"のオーケストラ・バージョンに感涙。世界で一番だいすきな歌"Fields of Gold"も聴かれて嬉しい。アンコールの一番さいごは、スティングのギターのみの弾き語りで"Message in a Bottle"というのが粋だった。
すばらしいオーケストラを背負って歌っても負けないスティングの歌声の強さと気品あふれるたたずまいに惚れ惚れ。今年で還暦(!!!)とは思えない声のはり。これからもヨガがんばって、また日本に素敵な歌声を届けにいらしてください、先生!