愚にもつかぬことをだらだらネットの日記に書いていられる、ただ普通の、あたりまえの生活がいかにしあわせなことだったのかと、つくづく、しみじみ思い知らされる日々。さまざまな脅威の連打は東京にいてもややしんどくて、被害の多大な地域にいらっしゃる方たちのご心痛やご苦労を思うと本当に胸が痛み、各地でサポートや復旧に携わる方々のご尽力に頭が下がります。

先週の金曜日は、会社のエレベーターに乗った瞬間に電気が消えてボタンを押しても反応しないので、あれ?と不審に思って降りたとたんの大揺れでした。おりこうエレベーターありがとう!会社の人たちと集団下校してとぼとぼ歩きつづけてたどりついた家の近所で吉野家に立ち寄りテイクアウトで注文したとき、ちょう忙しそうな店員さんが笑顔で椅子とお茶をすすめてくれて、ちょっと泣きそうになった。家のほうは、ステレオが大の字にダイブしていたものの、絶対倒れていると覚悟していた本棚と食器棚が無傷だったのと、テレビがテレビ台から落ちていたけどちゃんと足から着地して普通に床に立っていたのが愛おしくて抱き締めたかった。

情報はtwitter(デマが多いのはご愛嬌)、遠く離れた友人たちからの優しさはfacebookで届く便利さにすっかり頼りきり。油断するとネガティブな気持ちにかたむきがちだけれど、生活上のちょっとした不便はがまんしつつ、心を元気に、しゃんとして生活していきたいです。