恋とニュースの作り方

ハリソン・フォードとダイアン・キートンがはなまるマーケットみたいな番組のキャスターでチクチクやりあってる、みたいな図だけでもすごく可笑しかった。恋に仕事にきりきりまいする女子を見ながら元気がでるfeel goodな映画。
二週間前、想像を絶する残酷な現実や今そこにある恐怖の前では、どんな映画も文学も音楽もまったく役にたたないものなのだと打ちのめされたけれど、今日この作品を見ながらにこにこしている間は心配事が頭をよぎらず、少しばかり明るい光がさしたような気持ちがしました。たとえ娯楽が存在意義を失うことがあったとしても、必ずまた必要になるタイミングがやってくる、やってこなければいけないのだと実感。音楽や映画や本や、そういったものが、今、圧倒的な悲しみや辛さの渦中にいる方たちの心に、そっと寄り添うことができる時期が一日も早くやってきますように。