川島小鳥写真展「未来ちゃん」

待ち合わせまで微妙に時間が空いたな、と思いながら渋谷パルコに入ったら、本日はこの写真展の初日だった。いつだったかの『Brutus』の表紙になっていた未来ちゃんの表情にズキュンとハートを撃ち抜かれて以来のファンなので、わくわくしながら速効入場。
あらあ、やっぱり可愛いわねえぇえ、この昭和の子どものようなずっしりと渋い表情がたまらないわねえェ、と写真を見ていたら、視界にちょこんと小さな子どもが現れ、うひゃひゃひゃとわたしの目の前を走り去っていったのが、まさに主役の未来ちゃんだった。かわいい!!写真のなかと同じくらいのちっこさの、お人形さんのような未来さんご本人登場に内心大興奮。うっかり「おばちゃんといっしょにおうちかえる?」と、美しい隣人もしくは八日目の蝉的なことを言いたくなる衝動をぐっとこらえつつ写真に夢中。写真から放たれる無垢と生命力の光がまばゆくてじんわりと泣きそうだった。
一番好きな写真は、フランスの街角と思しきカフェで憮然とした表情の未来ちゃん。地下鉄のザジをも凌駕する、日本の子どもの愛らしさを凝縮したようすがたまらない。