■

先週から長崎に帰省しておりました。今回は両親の故郷の五島（福江）に十六年ぶりに行ったんだけど、本当に楽しい旅だった！子どものころは全然意識せずにきゃあきゃあ泳いでいた海が信じられないほどに美しかったり、あちこちで親戚の歓待を受けたり、美味しい海の幸になんども失神寸前になったり。魅惑の島、五島！
父方のご先祖様が日本の歴史のある事象に深く関わりがあるということを今までうっすらと聞いたことがあったものの、近い親戚でそのことについて詳しいひとがいなくてずっと残念に思っていたのだけど、たまたま今回案内してくれた私はほぼ初対面の親戚の方がちょうど歴史の研究をしていて、一族の歴史についてもめちゃくちゃ詳しくて、知りたかったことがザクザク聞けてとっても嬉しかった。ドラマティックで浪漫あふるる家族の物語に興奮がとまらず、わたしのあまりの食いつきの良さに、貴重な資料のコピーまでいただいてしまって大感激。ご先祖様たちが何百年ものあいだ大切に守ってきた想いや命を受け継いで今の自分があるのだと思うと、やはり日々を丁寧に誠実に、楽しみながら生きなければなあ、と背筋の伸びる思いがいたしました。
『悪人』で有名になった大瀬崎灯台に行ったのはたぶん今回が初めて。あの人里はなれた灯台だったら、上手いこと潜伏したら何年でも見つからずに済みそうなのに、と思った。