ムーンライズ・キングダム

おしゃれ小さなオシャレ恋の御洒落メロディ、というかんじの作品。一分の隙もなく完璧に計算つくされたうえでちょっと抜け感もある、シュールおしゃれ祭り。嫌いではないんだけど、なんというか、ぐうの音も出ないほど立派なハイセンスなセレクトショップの店内をさんざんうろついて、欲しい服がひとつも見つからないような疲労を若干かんじるというか。
なぜこの役にブルース・ウィルスを?って思いながら見ていると最後にダイハードの百万分の一くらいのスケールのアクションシーンがあって、それをブルースがやっているところに安心感とかすかな可笑しみがあってよかった。でもきっとこれも全部ウェス・アンダーソンの完璧な計算。