故郷の8月9日

ただいま帰省中。8月9日に長崎にいるのって17年ぶりかな。浦上で暮らし片足鳥居を毎日目にして育った長崎っ子が上京後、8/6と8/9の原爆投下の時間にサイレンが鳴って黙祷する習慣が全国区ではないと知ったときはけっこうショックでした。

今年初の試みという、浦上天主堂のプロジェクション・マッピングがとても素晴らしい。150年前の信徒発見(幕末に大浦天主堂のフランス人神父のもとに、禁教令の時代を耐え忍んできた潜伏キリシタンが現れて信仰を告白した)と70年前の原爆投下、そして再生。浦上天主堂そのものの破壊と復活の記憶が胸に迫ります。

甲子園での長崎代表の試合も本当に良かった!高校野球をちゃんと見るのも十何年ぶりで、「お兄ちゃんたちががんばってるなあ」と図々しくも中学生くらいの目線で見てたんだけど、自分の息子でも全然おかしくない年回り、と気づいた瞬間愕然としたよね。

先日書いたベトナムからの難民と出会ったときの話、父に確認してみたら彼らとの会話は英語だったとのことでした。20代の若者たちだったらしい。今ごろ世界のどこかで幸せに暮らしていると信じたい。