人の優しさは梨汁と同じ


非常に楽しみかつ若干不安だった『ふなっしー探偵』、じゅうぶん楽しかった!ゴールデンタイムの2時間ドラマに主演だなんて、梨の身ひとつでよくぞここまで出世なすった。
ふなっしーが何気に演技が上手いのは『ふなふなふな日和』のアフレコでわかっていたけれど、一見表情の変わらない着ぐる・・・梨皮での芝居で画面を2時間もたせるって高度すぎる。怒っているときは本当に怒った顔に見えるし、しょんぼりしたときは本当にしょんぼりした顏に見える不思議。
4年くらい前まで芸能とはまったく関係のない梨の妖精界でごく普通に過ごしていたことを思うと、人(じゃなかった、妖精)はたとえ何歳になっても己のなかに思わぬポテンシャルを見出すことができるのだな、と希望をあたえられる。

静かに死を覚悟する場面とか、「怒りや憎しみからは何も始まらないなっし。目一杯笑うなっしー」みたいなたまにいいこと言うところとかちょっと泣いてしまった。

アンジャッシュ軍艦島さんとのコンビネーションも絶妙で、アドリブでものすごく適当なことを話してる場面がめっちゃウケた。梨の妖精界の干支は、エリマキトカゲ年、くまむし年、パンダパンダ年、積み木年。

ドラマにちょこちょこ映りこむグッズを見てたらふつうのふなっしー(という商品名の、コスプレしていないシンプルなぬいぐるみ)がどうしても欲しくなってしまい、原宿のキディランドのなかにある船橋ふなっしーLANDの分店(ややこしいな)にてゲット。 分店ができてほんと便利になった!

店頭には店長の書初め(社訓:人の優しさは梨汁と同じ)の展示がございました。