ゴーストバスターズ

★映画内の愉快なサプライズや内容について触れているので、未見の方はご注意くださいませ★

東京で先週、先行上映ではりきって観てきました。もう一回観に行くつもりなのでサラッと所感を。

超下品でめっちゃくだらなくて大大大大好きな『ブライズメイズ』のクリステン・ウィグ&メリッサ・マッカーシー&ポール・フェイグ監督がゴーストバスターズのリブートに参加することへのときめきと期待が膨らむいっぽう、レガシー的な作品にあのノリをどこまで引っ張ってくるのか不安でもあったのですが。。。

最高やないの!!!!!大好きーーーー!!!!思った以上に自分たちのカラーを出しまくってて素晴らしかった。女性がさらりと発する下ネタが嫌いな人にはじゃっかん辛い映画なのかもしれません。私は大好きです。しかし子どもとかが観ても大丈夫かいな?

一緒に観てた友だちが「くっだらねー!って思うたびに席が揺れるから何だろう?って思って隣を見たら、marikが震えながら笑ってるだけだった」と終了後に言ってた。くだらなセンサーにのみ反応するMX4Dさながらに邪魔してごめんなっし。

主演4人の細かくてくだらなくてナチュラルなコメディ・センスの冴えっぷりと台詞の応酬がほんとたまらない。はじめのほうでクリステン・ウィグが「出世のためにこれまで散々ゴマをすって(kiss ass)生きてきたのに・・・so many kind of different assesに・・・」と心底うんざりした表情で淡々と言う台詞がめっちゃツボにハマり、ああ、この映画を絶対に好きになるなと確信したのでした。

初代のゴーストバスターズの面々&出演者の皆さま&おばけのカメオ出演もめちゃくちゃ嬉しい!あと、初代のあの建物もね!最後に「ハロルド・ライミスに捧ぐ」と出てきたのでホロリとしてしまった。

そして某所で"Ozzy rocks!"と叫んでる若者が出てきたので「えっ?!もしや・・・?」と思ってたら、出たーーーー!!オジーーーー!どんなゴーストが出てくるよりオジー・オズボーンの姿にテンション上がった!

ケイト・マッキノンの笑いのセンスも好きすぎるし、レスリー・ジョーンズも良かった。米国では『ゴーストバスターズ』のリメイクに女なんか使うなよ、という信じられないほど頭の悪い批判が湧いたらしいんだけど、マシュマロマンに踏みつぶされちゃえ。Girl power上等!
マイティソーをあのポジションにキャスティングしたのも完璧だったなー。エンドロールが特に笑えた。

巨大な怪物が街中に現れて大騒ぎ、という状況は『シン・ゴジラ』とかぶってるけど、実に両極端なエンターテイメントの在り方を見せてくれるのが興味深い。両方とももう1回ずつ見るんだ〜!もう、今年はこの2作品だけを交互に延々と見続けられれば満足、という気持ち。