梨祭@大阪城ホール(8月29日)

8/23のぶどう館でのライブがあまりにも素晴らしすぎて、平日の夜に大阪参戦は無理だな、とあきらめて無理やり閉めていた理性のふたがパッカーンとはずれてしまった。生きるってことは思い出をつくるってことなっしー、って梨の妖精も言ってるし、勢いで大阪城ホールも参加してきました。行ってよかった!!!


葡萄館公演では、終始エモーショナルな状態だったのですが、ひとたび全体の流れがわかっている状態で見る二度目の公演は、落ち着いた気持ちで単純に楽しめました。あと、武道館でのフィードバックを生かしたのか、構成やテンポがもろもろブラッシュアップされた感もあり。

武道館との相違点は以下のとおり。1週間たっちゃってるので記憶が武道館と混濁してたらごめんなっしなー。

高見沢さんのギターに合わせて渾身のヘドバン。すぐさま体力の限界に達した感を隠しつつがんばる梨。

ふなっしーへの274の質問(多いわ!)コーナーはサバンナ高橋。大阪で絶対ウケる、だれもが歌える歌をふなっしーに教えてあげる、と言いながら探偵ナイトスクープのテーマ曲を歌いだすと、マジでお客さんたちが皆一緒に歌いだしたのがめっちゃおもしろかった!あと、京橋のどこかのCMソングも。

To Be with Youでギターを体内にインストールする前に、これアルフィーさんにもらったやつなっしー、と観客にひとしきりギターを見せる一幕。歌は相変わらず途中でぐだっとなって、本人も歌いながらちょっと笑ってたのが笑った。
『梨空レインボー』の空中浮遊は、東京の同演出が各メディアで「低空飛行」を評されたことを受け、めっちゃ高く飛んでた!最初にふわって浮いた瞬間、舞台上にいたMCのあいちぃに激突して梨の顏がもにゅっとゆがんでたのがめちゃくちゃ可愛かった。
マクドナルドの制服を着て登場したとき、♪アーイムラビニッとか口ずさんでいた。かわいすぎる。9月後半からの怒涛のハッピーセット(食べたことない)摂取期間に備えて、今はなるべくヘルシーな食生活で体を整えておかねば。

ご当地キャラエレジー』を歌う前、この歌詞は実はすごくポジティブだと思うなっしー、どっちみち名声もお金も最後には無くなってしまうけれど、楽しかった思い出は消えないから、みたいなことを言っていて、ほんとうに精神的にタフな梨だなあ、と思いました。そしてめっちゃいいこと言っているときに噛んでしまい、プリけつで土下座。歌がはじまると、ステージ上のビジョンの映像に歌詞が出るという最凶に泣かせる演出にグレードアップされていたうえに、歌詞に合わせた身ぶりの表現力が半端なくて「まわりの大人たちは、さっさといなくなって」のところでひとりでうろうろする様など、暴力的に泣かせる。あの梨ヤバい。

普通の梨に戻ったあとのアンコールはちっちゃいおっさんが登場。彼の体の構造上、足で梨を操らないと動かせないので、足で作りものの大きな梨を蹴ると、会場が「やめてー」的に若干ざわつくという。もはや梨の実すらもアイドル。
武道館には来られなかったサンプラザ中野くんさんが大阪城ホールには登場して、『大きな玉ねぎの下で』を熱唱。ご本人の歌声の素晴らしさに梨の不安定な歌声が愛らしく寄り添っていて、なかなかの感動空間でした。

以上、梨の妖精の奇跡に震えた2016年夏の思い出でした。50年後くらいのトリビアの泉で、「キャラクターグッズでおなじみのふなっしーは、昔、この世界に1匹だけ本当に存在していて、しゃべったり歌ったり、TVやCMに出演したり、南極に行ったり、武道館でコンサートを開いたりしていた」「へぇーーへぇーーーへぇーーー」ってボタン連打されるのだろうと思う。

今日のふなしのツイートにまたぐっと来てしまった。わたしたちはただ、ふなっしーを見たいから武道館や大阪城ホールに足を運んでひたすら楽しい時間を過ごし、ちょっとグッズも買ってみたりしただけなのに、そこから梨が受け取るべきお金をすべて「皆様からの支援金」とさらっと述べて寄付する男気、じゃなかった果実気がかっこよすぎる。