スプリット


昔『24人のビリー・ミリガン』を読んだとき、これを実写化したら誰がどんな演技をするんだろう?と何度も想像していたということをこの映画を見ながら思い出し、なるほど、これが答えかー!マカヴォイお見事!と感心しました。
すべての人格が登場するわけじゃないけれど、それぞれの個性の演じ分けが素晴らしかった。
マカヴォイが北島マヤさながらの名演を繰り広げるようすを見守っているうちになんだかひとりX-MENみたいな展開になって、最後はまさかのシャマラン・シネマティック・ユニバースへのご招待という愉快な展開。

女の子の回想と現在がカチッと重なった瞬間のいかんとも言いがたい思いや、監禁場所が明らかになったときのなるほど!という感覚など、よくできた映画でしたが、もっとも印象に残ったのはシャマランのフーターズ愛。バッファローチキンおいしいよね。あと10年遅く、よりグラマラスな体型に生まれていたら、フーターズでシャキシャキとバイトしたかったなあ、といまだによく考えることがあります。