オーシャンズ8/マンマ・ミーア Here We Go Again

素敵なファッションや華やかな世界がテンポよく映し出される映画にときめくのって、なんだかものすごく久しぶりな気がして、たいへん楽しかった! ゴーストバスターズ然り、今まで男性だけで普通に作られていたこういう映画が普通に女性だけで作られるのがごくごくあたりまえになる世界を諦めないでいたい。

  • マンマ・ミーア ヒア・ウィ・ゴー(アゲインもタイトルに残して欲しかった)

リリー・ジェームズ最強ムービー。映画が始まってからしばらくの間、ちょっとした知り合いのめっちゃ盛り上がってる3次会にしらふで参加したような戸惑いを感じていたのですが、なんか、初めてインド映画を観た時の衝撃をふと思い出して、インド映画鑑賞モードに切り替えたらしっくり来ました。愛と歌さえあれば、細かいことは気にすんな!イェイ!

そして、前作に続き『ダンシング・クイーン』の安定の多幸感に泣けてきて、終盤のひねり技に大泣き。エンドロールの突き抜けた楽しさも最高すぎて涙が出ちゃうし、ちょっと、もしかしたら今年観た映画で一番ハートに直球で刺さった作品かも。。。いや、まさか、こんな珍作なのに。。。という戸惑いと共に劇場を後にしたのだけど、エレベーターの中で若い子たちが「ララランドの100倍よかった!」と言っているのが聞こえて「だーよーねー!!!」と一緒に『ウォータールー』歌い踊りたくなった。間違ってない。この映画は素晴らしいです。

咀嚼しにくい部分はいっぱいあって、コリン・ファースの若い頃ってもっとめちゃくちゃ素敵だったじゃん!もっと気合い入れてオーディションして!と心が叫びたがったり、めっちゃ喋りにくそうなシェールの様子に、SATCでサマンサがボトックスを打つ前に看護師から「感情を表現するときは『私は怒ってる』と言葉に出して言ってくださいね」って言われているシーンを思い出したり。アンディ・ガルシアがミュージカルに出てる、という状況がすごく愉快だな、と思いました。

I love Montreal in July 1日目: 到着早々の強烈アクシデント

ついに!モントリオールへの直行便が就航!たった12時間でボーイフレンドに会いに行かれるなんて、めっちゃ便利!東京からモントリオールまで直行できるという概念に慣れてなさすぎて、バンクーバー行きのエアカナダ便のファイナルコールを呼びかけてるスタッフの声に、自分が乗る便だと勘違いして慌ててしまい、ぜんぜん違うゲートに走って行きそうになった。落ち着いて!
機内映画でバーフバリ(Conclusion)の完全版を観ることができてめっちゃハッピー。あと、水のペットボトルがカチカチに凍っていてウケた。

いつものことながら機内ではほぼ眠れず、ぼーっとしたままトルドー空港に到着し、Iと合流。
キャッキャうふふしながら家に向かうも、途中で大渋滞。車がまったく動かなくなり、夢中で話し込んでいると、突然ものすごい衝撃が車を襲う。地震?!え?!なに?!と呆然としていると、周りの車は何事もない様子。大丈夫?大丈夫?と互いの無事を確かめ合ううちに状況を把握。後ろの車がなぜかいきなり発進してしまい、ぶつかってきた模様。Iが車を降りて後ろの車の運転手と何やら話しているうちに周囲の車が動き始めたので、とりあえず近くの駐車場に二台とも移動。
後ろの運転手は若い男子でかなり動揺していて、Iが穏やかになだめながら話し合いをしていた。Iの車はうっすらと線が入っているぐらいだったけど、車と車がぶつかるのって本当にすごい衝撃なのね。
サクッと話がつき、再び家路に向かう。大ごとにならず、誰も怪我していなくてよかった。

今回のモントリオール訪問の1ヶ月ほど前に、Iとチャットでナスカの地上絵の話をしているうちに、「あ、南米にものすごく行きたくなってきた!チケット探そうかな」とIが言いはじめたのを聞き流していたところ、翌朝起きると「南米いきのチケット取っちゃったよ!来週から行ってくるー」とメッセージが入っていて、この人は本当にわたしと同じ種類の人間だなあとしみじみ。
そんなこんなで3週間ほどの南米周遊から戻ってきたばかりだったI。旅の間ずっと、行く先々からの映像や写真とチャットで一緒に旅行しているような感覚で過ごしていて、そのほとんどは私が今まで行ったことがある場所だったのだけれど、夜遅くまで出歩いたり、めっちゃ長時間&長距離のバスに連続して乗り続ける無茶なIがときどき心配になっていた親心。しかし、まさか、南米ではなくカナダで一緒に事故に遭うとは予想外だった。

どうにかIの新居に到着。前の部屋からの眺めが大好きだったんだけど、新しい部屋からの景色も穏やかで美しくて、部屋も快適。
今回のお土産で一番ウケたのが、ユニクロで出ていたキャプテン翼のTシャツ。子どものころモロッコで毎週みていたそうで、アラビア語圏でのタイトルはCaptain Majid(Majidはアラビア語圏でよくある男の子の名前らしい)。
晩御飯はなにがいい?と問われ、あの、レバノンの魚料理のお店がいい!と即答。いそいそとお出かけ。
お花が綺麗な季節。紫陽花っぽい。

懐かしのお気に入りエリアに到着し、レストランでお魚をあれこれ眺めながら、結局前回と同じ物をオーダー。ああ、めっちゃ美味しい!

大好きなフルーツマーケットやスーパーをぷらぷらしていると、平べったい桃を発見。これ一度食べてみたかったの!
家に帰って桃で晩酌。しあわせ。

カメラを止めるな!

あれだよね、何を言ってもネタバレになりそうだから、あまり触れちゃいけないやつなんだよね。とにかく、観てよかった!とってもよかった!という思いだけど記しておきます。エンドロールは泣けちゃった。なんかこう、ある種の人たちが得ることができる幸福感を一緒に体感させてもらっているような、そういう気持ちの良さがぐいぐい伝わってきて泣けた。ポン!

アメリカ出張終了!

英語が母語じゃないのは私だけ、というなかなかヘビーな環境で二週間の米国出張をへろへろになりながら完遂。西の方にある本社の尋常じゃないスケールの大きさに感動しまくったり、マンハッタンの超絶おしゃれなオフィスでニューヨーカーに囲まれて働くという、十代の頃の夢がほのかに実現したりで、平成最後の夏のよき思い出。

LAで乗り継ぎの際、express connectionというクーポン的なものを入手することができ、税関などさくっと通過できて至極便利だった。

西の方では通勤はUber利用で、毎日いろんなドライバーと話が弾んで楽しかった。ほんと使い勝手がいいし、今さらだけどUber最高!って思った。
西からニューヨークに直行便で移動する予定が、AAのフライトだけ欠航になり、そこからの代替便のアレンジの二転三転ぶりがほんっとにストレスフルで、気づけばフェニックスまで飛ばされ、もともと朝7時到着予定が夜9時にJFKにようやく着いたら着いたでブリッジ故障でなかなか飛行機から降りられず、もう本当に疲れたよ。。。今後北米大陸ワンワールド系で移動する場合は、アラスカ航空にしようかな。
今回ニューヨークで今さらながらにハマったのがJoe’s Pizza。毎日食べても全然飽きない。仕事帰りにピザ買って公園の芝生の上できゃっきゃ言いながら食べたりする時間最高だった。あと、Milk Barのクラックパイもほぼ毎日食べてて、最終日に出張組でNYオフィスのチームに差し入れして皆のダイエットを阻害してみたり。

チャイナタウンのJoe’s Shanghaiも百万年ぶりに行って懐かしかった。

仕事でへとへとになったあとブルックリン・ハイツまで行って夜景に見とれて、そのままブルックリン・ブリッジを歩いてマンハッタンに戻ってきて余計つかれたけどリフレッシュ。

そしてセントラルパークを蛍が無造作にぶんぶん飛び回っているのを初めて目の当たりにしてめっちゃ興奮してしまった。

5月にNYに一晩だけ立ち寄ったときは、あの賑やかさを楽しむ時代は私の中では終わったかな、と思ったけど、今回じっくり滞在したらやっぱりときめきは継続していた。

帰りの飛行機で三度目のインフィニティ・ウォーを観て再々度サノスにイラッとしまくったけれど、マンハッタンが出てくるシーンは、さっき通った橋だー!と一人で盛り上がってた。

あと、シャーリーズ・セロンの”Tully”がめちゃくちゃ良かった!

灼熱のモントリオール

今年3度目のモントリオールへ行ってきました。初めて行った1月の豪雪地帯と同じ街とは信じがたい、連日30度超えの熱帯。暑いけど、夏景色のモントリオールの美しさや開放感といったら!
花火やビーチも満喫の、愉快な夏デートの巻でした。


先月就航したばかりの成田からの直行便もめちゃくちゃ楽ちんで、天国がさらに近くなってハッピーなことこの上ない。
例によってずーっと時差ボケに苦しみ続けたのだけど、本日成田に着いたら今週末から急遽アメリカ出張に行くよう連絡があり、まさかの北米タイムゾーンにあと数日で戻ることに。日付変更線との戦いがまだまだ続く。。。

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

ちゃんとそこそこ面白くて安堵!最近のスターウォーズ系列では一番明るくて、ザ・冒険活劇!というムードが好きでした。ミレニアム・ファルコンがまだ新車感あるのがわくわくした。
ドナルド・グローヴァーのランド・カルリジアンが色っぽくて最高!そしてドナルド・グローヴァーポール・ベタニー様はマーベルもスターウォーズも制覇していていいなあ。
そしてカリーシ(エミリア・クラーク)がスターウォーズの世界にいるのも心躍る眺めでした。ドラカリス!

デッドプール 2 / 30年目の同窓会 / 万引き家族

めちゃくちゃ正しい映画だった!いろんな角度の差別をゴリゴリ削りとってやろうという意気込みが素晴らしい。
あと、インフィニティ・ウォーで地の底まで落ちたジョシュ・ブローリンの好感度が再びググッと浮上する作品でしたね。
唯一、忽那汐里ちゃんの使い方が勿体ないなー、と思ったんだけど、この映画を観た翌日に会社で海外とのTV会議に出た際に議題そのものがまったく理解できず、まさにああいう感じで挨拶とずっとニコニコしてるだけに終始していて、私、今、ユキオ!ってすごく思ってた。

  • 30年目の同窓会

この邦題がぬるい2018 !の筆頭候補ですが、内容は素晴らしかった!キュートなおじちゃんたちの言い合いや悪ふざけを見守っている最中に、国とは何か、戦争とは何か、というシリアスな問いがギュギュッと切りつけてくる、痛くて切なくて可笑しくて美しい映画だった。
映画が始まる前に、スティーブ・カレルが調子に乗りまくってる"Battle of Sexes " (あの作品の彼はほんと腹たつ!)の予告編が流れたばかりだったので、スティーブ・カレルの高低差が半端なかった。ブライアン・クレストン(ミスター・ホワイト!)の軽妙さも、ローレンス・フィッシュバーンの今は真面目だけどちょいちょい昔の顔が出ちゃう感じとかも、絶妙なバランス。

はるか昔、是枝監督の『ワンダフルライフ』を観たとき、もし私に映画を作れる機会と環境があったら、まさにこういう作品を撮っただろうな、といろんな意味で思ったのですが、それ以降の監督の作品はなぜか一つも観ないまま今に至る。あの時に感じた素朴さやある種の拙さが、この作品の巧みな演出と見事な役者陣の画面の中の生き様の隙間にちらちらと感じられて、なんだか懐かしく、是枝さんは今でもまっすぐなのだな、と思いました。