八月納涼歌舞伎/スパイダーマン ホームカミング/Game of Thronesシーズン7/ガラスの仮面展

面白いことが続々と起こり、わあわあ騒ぎながら日々かけぬけているうちに、気づけば9月もなかば!速いよ!!そしてまだ絶賛大騒ぎ中で人生ほんと楽しい!とりいそぎ8月に見たものの覚え書き。

夜長姫役の七之助の圧倒的な存在感と美しさ!!ただ「美しいひとが美しく崩れ落ちる」という姿に、理由のわからない涙がじょーんと流れてしまう不思議。勘九郎さんが勘三郎さんに声や演技が似ていることは素晴らしい財産であるものの時としてそれが大きな足かせのようにも感じられることがあるのだけど、シッチーはより自由な感じがする。自由かつ鬼気迫る演技に心底しびれました。

高校生が蜘蛛にかまれて、ベンおじさんが死んじゃって、NYの摩天楼をびゅんびゅん飛ぶようになる、という物語を輪廻転生のごとく何度も見続けている気がするけれど、今回のリブート版はまた一味ちがって楽しかった!
今回のピーター・パーカー君を見る己の目が、もう、もはや完全に息子を見守る目線になったことに歳月を感じちゃう。お母さんはらはらしたわー。メイおばさん役のマリサ・トメイ先輩がキュート。

  • Game of Thronesシーズン7

ネタバレしないようにがんばります。
今回はCGにめっちゃお金がかかるから、通常毎シーズン10話構成のところを7話に短縮したとか聞いたけれど、なんかダイジェストみたいにサクサク話が進むのは若干の食い足りなさが。でも気にしない気にしない!
なんといっても、過去6年間に広がった風呂敷がじょじょにたたまれていく様がとにかく爽快だった。
GoTのシリーズ中盤までは、これは父親に認められたい男子たちの物語なのだなあ、という印象を強く持ちながら見ていたのだけど、シーズン5、6あたりからは女性たちの強さに軸が置かれるようになったように思えて、そこもすごく好き。

わかってる!よくわかってらっしゃる!マニアの脳内に眠るガラスの仮面の記憶を余すところなく呼び起こす原画の展示方法に「おそろしい子」と白目むきっぱなしでした。
マヤが台詞をおぼえるときの「ブツブツ」効果音ゾーン、白目ゾーン、紫織さんの狂気ゾーンあたりが特に最高。