歌舞伎

 コクーン歌舞伎『桜姫』千秋楽

あー、なんだろう。何の涙だろう。最後の場面で、桜散る中でもがく狂気の桜姫の姿にジワワワワーンと来た。悲しいわけではないのに。なんだろ、人が作る物がこんなにも美しいなんて、という感動なのかいな。コクーン歌舞伎がある時代に生まれて良かった。な…

十八代目中村勘三郎襲名披露 五月大歌舞伎 夜の部

義経千本桜 川連法眼館の場 (四の切) この演目は何度か見たことあるのに、未だに狐忠信が出てくる時の花道の声(そっちに気を取られて見ると、いつの間にか舞台に忠信が出てきている)に惑わされてしまう。またやってしまった。母の日の前だからか、両親を…

十八代目中村勘三郎襲名披露 五月大歌舞伎 初日 昼の部

菅原伝授手習鑑 車引 これは歌舞伎を好きになるきっかけになったマイ・ファースト歌舞伎。改めて観ると、勇壮で煌びやかな、歌舞伎の美味しいエキスが濃縮された作品だと実感。梅王丸役の勘太郎が、新撰組での平助の最期のシーンを思わせるテンションで、格…

四月大歌舞伎 初日 夜の部

毛抜 (超訳あらすじ)大事な短冊は無くなるわ、お姫様の髪の毛が逆立つ病気で嫁に行けないわで困った困った。嫁入り予定先の家の家臣・粂寺弾正が訪れ、ズバッと問題解決!この演目を観るのは二回目。明るくて大好きな話。團十郎さんは初めて見たけど、太陽…