北米・南米シリーズ2012 Day 3: ボストン三日目

marik2012-11-12

本日もボストンの街中まで観光のため出勤。Jが喜ぶのでSの車にはスポンジボブGPSがついていて、あの声で「右ダヨ〜!あ、違う道を走ってるヨ〜」的なことをのべつまくなし話しかけて来たり、たまに飽きると勝手に歌とか歌うので軽くイラッとしてたんだけど、三日目になると慣れてきたかな。
ハイウェイの途中にオールドネイビーが入っているモールを前日に発見していたので、そこからスタート。オールドネイビーには魔物が棲んでいる。あの安さと質の割には、むかーし買ったものでも今だに愛用していたりする服も多いので、意外とあなどれない。どうにか十数点に絞って、山盛りになった洋服を前に「わたしはオールドネイビーのない国からやって参りました」と言ったらレジの人にちょっとウケた。日本に進出するって噂もあったんだけどどうなったんだろ?
前日からタコベルのブリトーが食べたい病にかかっていて、モールのなかにちょうどタコベルが入っていたのでうきうきでいただく。久しぶり〜!美味しい!
袋がちぎれそうなほどの洋服を車につみこみ、ふたたびボストンを目指す。ボストン美術館のVIPチケットがあるのと、Sが見たいエキシビションがあるそうなので、美術館の近くに駐車。この美術館もむかし来たはずなんだけど、全く記憶になし。こんなにいろんなことをぽろぽろと忘れてしまうわたしの旅行というものは、もはや2歳児を海外に連れて行くのと同じくらい不毛な行為なのではないかと思い始める。まあいいか。
エキシビションはMario Testinoというペルー出身の写真家のファッション写真&英国ロイヤルファミリーの写真展。ああ、見たことある、という写真が結構あった。Vogueのガガちゃんとか、あと、マドンナのアルバムで中身もジャケットも一番すきな”Ray of Right”の写真が彼の作品でびっくり。まあ、これだけ素晴らしいモデルたちとかっこいいファッションとセットがあれば、きれいに撮れないほうが難しいよね、と毒を吐きながらセレブリティ写真コーナーを後にしたあとロイヤル・ファミリーだけ独立して展示してあるところに行ったのだけど、先ほどは失礼なことを言ってごめんなさい、とマリオさんに土下座したい気持ちに。チャールズ皇太子ってこんなに良い表情するんだ?という驚き写真がけっこうあって、これはもう、写真家の人間性やら被写体との信頼関係やらなんらかの才能がないと撮れないよね、と納得。
美術館の注意書きがネオンサインで表示されていて洒落てる!

何年か前に東京で大行列で見たゴーギャンの『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』の部屋ががらがらで、ここぞとばかりにガン見。
コンテンポラリーアートってけっこう苦手なんだけど、ここの展示はわたしでも面白みがわかるものが多くてすごく楽しかった。
美術館のカフェでお茶して、日本庭園をのぞいたりしたあとはボストン・シンフォニーの本拠地などをのぞき、気づけばまたNewbury Streetに。地下鉄に乗ってどこか行ってみようか、ということになり、ガバメント・センター方面へ。素敵な感じのショッピング・ディストリクトで、きれいきれいと感激していたら、ここも昔連れて来てもらっていたらしい……ごめん覚えていない。
ファストフードのストールが並ぶ一角があって、散々まよった挙げ句ボストン風マッケンチーズ(マカロニ&チーズ)にしてみたら、蟹とエビは美味しいんだけど、ロブスターがそこはかとなくカニカマっぽい味。ロブスターかまぼこ?
再び地下鉄で駐車場所まで戻り、GPSを起動するとスポンジボブがまったく反応しなくて、ふたりでスポンジボブに毒づきながら帰宅。
荷づくりする私の周りを例によってSophが”Dad, dad”と言いながらずっとまとわりついて可愛い。