北米・南米シリーズ2012 Day 25: JFK-BOS-NRT

5時起きでよろよろとチェックアウト。フロントの横にはテイクアウト用の朝ご飯が入った袋が用意されていて、最後まで抜かりのないナイスホテルだった。
雨が降るなかマンハッタンとお別れしてJFKへ。荷物を預けるとき、アメリカン航空の係のひとに「きみの名前覚えてる。何週間か前にこの名前で荷物をハンドリングしたのすごく覚えてる。ちょっと前にNYからうちの飛行機に乗ったでしょ?」と言われ、「あー、3週間くらい前にマイアミ経由のラパス行きに乗ったんだけど、それかな?」と答えたら「絶対そう!このフルネームでマジで覚えてるもん」と自信満々に言われて面白かった。本気だったらすごい記憶力!
まずはボストン行きに搭乗。前日の夜遅くにボストンー成田行きのフライトが5時間遅れます、というメールがJALから来ていたんだけど、それならJFKーBOSも遅めの便に変えられないかな?とちょっと期待して寝る前に日本のJALに電話したけど全然つながらないのであきらめてそのまま早朝便に乗った次第。
ボストンに着いてモニターを見たら、成田行きが定刻出発と表示されていたので、おお良かった!と思いながらJALのカウンタに行ったらやっぱりディレイは確定だった。あれ〜。遅れて申し訳ございませんと係員のおじさまが平謝り。アメリカ人に英語であんなに丁寧に謝罪されたのは初めてだった。
ということでこの時点で出発まで7、8時間を持て余すという事態に。一応Sにコンタクトをとってみると子どもの病院があるのでNGとのことで、ひとりでボストンの街中をうろつくのもおっくうに感じられ、さっさとセキュリティを通ってラウンジに。
ボストンでJAL用にあてがわれるのはブリティッシュ航空のラウンジ。暗く、あまり広くなく、けっこう残念なラウンジだったけれども、サム・アダムスを好きなだけ飲めるのだけが救い。仕事の次の納期があるのでまたぼそぼそと仕事したり、ワイン飲んだりして暗いラウンジで延々と過ごし続けてどうにか時間つぶし。
待ち時間だけで日本からハワイに行かれるくらいの時間を過ごしたあと、ようやく787に搭乗。帰りはビジネス。シェルフラットはまあまあ。
それにしても、キング・オブ・雑なサービスのAAやデルタや、スペイン語ポルトガル語で必死でコミュニケーションをとった南米各社のエアーに乗った後にJALに乗ると、本当にこれは同じ職種なのかと実にけなげに感じる日本人CAさんの丁寧さ。ちょっとお手洗いに立って戻ってきたら即座にブランケットがたたんで置かれていて、たまにたたみ直すのが間に合わないと「申し訳ございません!」と謝られ、いえいえおかまいなく、とこちらも恐縮しちゃうかんじとか。疲れるところもあるけど、久しぶりに感じる日本らしさにちょっとほっとしたりも。あと、日系の何がいいって機内が寒くない!これほんとありがたい。
787のメリットである乾燥しにくさは確かに感じられるような。長距離線は機内が暗いときにがーっとシートマスクをして、外したあとはがっつりクリームを塗りこんで、それでもカピカピになって到着後は肌年齢が3歳くらい老け込んでるのが常だけど、今回はわりと肌のうるおいが保たれていたな、と到着時になんとなく感じました。
映画館で見逃していた『ローマ法王の休日』と『最強の二人』が見られてよかった。ローマ法王のほう、結末がえーーって感じだけど、バチカンのなかの様子が非常に興味深かったです。