アジア旅 ニ日目 タイ−ラオス(ビエンチャン)

凍りそうな不眠の夜が明け朝方いくつかの駅で少しずつ人が降りていって空いた席で、タイ北部の車窓の風景を楽しんだ。ちょうど田植えの時期のよう。ときおり目に入る睡蓮の池の蓮の花のピンクが美しかった。
予定より1時間押しでタイ北部の町ノーンカイに到着し、14時間の冷凍の旅が終了。同じく国境に向かう人たちとトゥクトゥクをシェアしたのだけど人と荷物が多すぎて、私が乗り込んで体と荷物がまだ半分車から出ている状態で出発してくれたので、猛スピードを出すトゥクトゥクの上で、ちょっとしたアクション映画気分が味わえた。
タイのイミグレで出国手続きをして、そこからバスでFriendship Bridgeを5分ほど走るとラオスのイミグレに到着。どこがどう、というわけでもないけれど、なんとなくラオスに入った瞬間からよりまったりとのんびりした空気が流れているように感じられました。 再びトゥクトゥクに乗り、ビエンチャンの中心部へ。
道路沿いの店先のテーブルの上に子ヤギがちょこんと立っているのがかわいかった。20分ほどで中心部らしき場所に。人の気配がない素朴な広場で車を降り、ガイドブックで目星をつけていた宿にウォークイン。瀟洒な中庭のある小奇麗なホテルだった。チェックインのついでに翌日のルアンバパン行きのバスの予約も依頼。
1日ぶりにシャワーを浴び復活したところで大通りを散歩。首都の・・・中心部・・・のはずなのだけど・・・シンプルな建物が立ち並び、素朴な印象。人がいない。車もそれほど走ってネエ。太陽のしたですべてのものが眠っているような心地よいけだるさに満ちた午後。近くのお店で、透明なあっさりスープにたっぷりの牛肉と平ぺったい米の麺が入ったものをオーダー。ベトナムのフォーみたいな。ドリアン山盛りの屋台からのガス臭が食欲をそそるけれど、それよりビールが飲みたい(ビールとドリアンは一緒に摂取しちゃダメなの)ので我慢。
とろとろと歩き回るうちにメコン川岸へと出たので、沿岸のレストランでラオスのビール、ビアラオをオーダー。キリンラガーに近い味。大瓶がドーンと来たので、ガシガシ飲みつつ近くのテーブルのひとと話したりメコン川を眺めてぼんやりしたり。ホテルに戻り、ツインベッドにそれぞれ頭と脚を乗せてH字型に(背中が宙に浮いてる上体ね)横になってみたら、その体勢のままコテンと眠ってしまい1時間ほど午睡。
起きて再びホテル周辺を散歩。素敵げなマッサージ屋を見つけたので門を叩いた。Lao massageなるものをお願いしたら、超アクロバティック!タイマッサージみたいな感じ。エアコンの冷風直撃のもとペランとしたキャミソールと短パンで震えながら寝技をかけられ続けた。おわってみればスッキリ。さらにネットカフェを見つけて遊んでいたら日本語も余裕で打てることに気づき、上記の日記など記入。
食堂で豚肉と野菜の炒め物をモリモリ食べてホテルに戻り、蚊よけスプレーを吐くほど浴びて中庭で読書。極楽。シャワー浴びて就寝。