アジア旅 四日目 ルアンバパン

marik2008-05-26

道路を一本わたったところにある、ホテルのレストランで朝食。ふわふわのオムレツを作ってもらい、生い茂る緑の中をゆるやかに流れる土色のメコン川の流れを眺めながら食べていると、細胞という細胞に蓄積されたストレスがスルスルと抜けていくかんじがした。
食後、長く延々と続く階段を登り、プーシーの丘へ。暑い。丘からはルアンバパンの街並みがぐるりと見渡せて、緑の中に赤い屋根や金色のお寺が点々としているさまが美しい。丘の上を遊び場にしているらしき子どもたちと、日本語とラオ語の一方通行会話でおしゃべり(なぜか会話成立)。下に降りて、レストランでバナナを素揚げしたものにはちみつがかかっている食べ物とコーラをオーダー。口の中があまあま。しばらく本を読んだところで眠くなり、ホテルに戻って昼寝。
目覚めてふたたび街中に出ると、暑さは幾分やわらいだ模様。ちょっと遠くまで歩いて、ガイドブックに載っていたカオソーイ屋を目指した。バイクや車の往来が意外と多い通りを歩き、目当ての場所につくと、まさかの閉店。お店が無い。アイヤー。ナムカーン川沿いをぶらぶらと歩いていると、川の中で三角のカサをかぶって魚獲りをしている人がいたり、水遊びをしている子どもたちがいたりで、安らかな美しい東南アジアの光景という趣でしばし見入った。さらにやわらかい夕方の光の中をぼんやりと歩いていると、通り過ぎるお寺の中から歌うような読経が聞こえてきて、うっとりと安らかな気持ちに。
開店準備中のナイトマーケットの中を歩いていると、出展者が持っている電化製品の箱に見覚えのある顔が。よくよく見たら、イメージキャラクターと思しきン・マンタが笑顔で写っていた。ラオスと中国の近さを感じた一瞬。
そして、ふと、前のめりになって商品を並べている若い娘さんの胸元がチラリと見えた瞬間、その豊かさにびっくり。このマーケットにやってくるのはモン族の女性が多いらしく、モン族女性といえばプエラリアを含む食品を食べているため胸が大きいということを昔きいてタイに旅行に行く友達にプエラリアを買ってくるよう頼み込んだことがあったことを思い出し、そこからは食い入るように道端の女性たちの胸ウォッチング(最低)。ドーンと巨乳じゃなくて、女性ならばかくありたいというよい感じのほどよい理想的な大きさ。モン族の村に行きたい・・・ウルルン滞在記に参加する機会があったら、モン族の村に行きたい・・・「モン族の村で、marikが理想のバストになったぁ(ナレーション:松尾スズキ)」・・・と、アホなことを考えながら夕暮れの街を歩き続けた。

晩ごはんはおしゃれげなレストランへ。フュージョンっぽく盛られたライスと豚肉と野菜を炒めたの(この組み合わせばっかり食べてる)がスタイリッシュかつ美味。ビアラオも美味しい。マンゴーづくしのデザートで〆て満足。

再びナイトマーケットへ行き、今度は胸ウォッチングはしないで少しだけお買い物。英語とラオス語の文字と絵が刺繍された布の絵本が、見ているだけでちょっと涙が出そうなほどものすごく愛らしい。題材は、動物シリーズや、「わたしのおとうさんはりょうしです」とか、「わたしのおかあさんはのうぎょうをやっています」とかそういうタイトルもあって、ぐっと来る。家族全員で作ってるのよ、と言うお店のひとの素朴な笑顔もとてもよい。その絵本や、シルクの布など買って帰路に。