2012台湾&欧州 六日目:ヴェネツィア-パリ

marik2012-07-19

あっというまのヴェネツィア最終日を惜しみながらテラスで朝ごはん。こわれたスーツケースの処分をお願いしてチェックアウト。空港いきのヴァポレットの時間に合わせて船着き場にいきチケット売り場に並ぶも、遅々としてすすまない行列。しかも電光掲示板にはあと10分ほどで来るはずの空港行きの船の到着のお知らせが表示されず、心もとない。時刻表どおりの時間になっても行列はなかなか動かず表示も出ないので呑気にかまえていたら、船着き場の先にお目当ての船が着いてすぐさま出ていくのが見えて脱力。なんだかもう面倒くさくなって水上タクシーに乗ることに。

水上タクシーをどこでつかまえたらいいのかわからないのでホテルに戻ってアレンジ依頼。すぐにタクシー用の船着き場に案内されて出発。アドリア海をがーっと回って行くのかと思ったら、島の反対側をめざして前日にゴンドラで通ったような細かい水路をちょこちょこと進み始めるので、はからずも最後にまた運河をめぐることができてうれしい。リュクスな水上タクシーで『ツーリスト』のアンジェリーナ気分。ふたたびアドリア海に出るとがんがんに飛ばして進むのでめっちゃ気持ちいい!

いいかんじに空港の船着き場に到着し、ふたたびゴーロゴロとスーツケースをひっぱって空港の建物まではるばる歩く。なかに入りeasyjetのカウンタを見ると、本気でげんなりする長蛇の列。ここはお金で解決しようと、Speedy boardingの権利を買い、人のほとんどいない専用カウンターでスムーズにチェックイン。

一度もピッツァを食べずにイタリアを去るのもなんだし、空港のカフェテリアでマルゲリータ購入。いちお、ちゃんと窯で焼いていて、まずまずの味わい。あとは時間までお土産屋などぐるぐると回り、搭乗口に。飛行機までバスで行き、Speedy Boarding利用者は先にバスから降ろしてもらって最前列ゲット。快適!ぐっすり眠っているあいだにパリに到着。東京-長崎間くらいのフライトというかんじ。

CDGからタクシーで市内に。丸三日ほどまったく車のない場所にいたので、突然の近代文明への回帰にいささか慣れない。灰色のパリの空の下、陽光に満ちた美しいヴェネツィアの景色が早くも恋しくなってしまった。どのエリアだったか、通りすがりに"Central, Adimiraty, Causway Bay"という看板のお店があって、ややや香港?!といろめきたった。何のお店なんだろう?

50分ほどでルーブルにほど近い、こじんまりとしたホテルに到着。エレベーターが壊れてるから荷物もってってあげる、とフロントのおじさんがわたしと母のスーツケースを両手にかかえひょいひょいと階段を上り始めるので、「重いのに!大丈夫?マジ大丈夫?」と言うと、「平気平気!オレ力もち!見て見て!」と陽気にスーツケースを上下させたり軽く飛んだりするのでウケながら部屋まで行ったものの、おじさんかなり息が切れていた。ありがとうございます。
高くて狭いパリのホテル群のなかではなかなかいい場所を見つけた感はあるものの、台北ヴェネツィアでの宿泊先の豪勢さに比べると物足りないけれど仕方がない。次回はパリのシャングリラとかペニンシュラとか泊まりたいなー。

7時近くても真昼間のような明るさのなか、オペラ座方面に向かってお散歩。La Cure Gourmandeというお菓子屋さんがなにやら愛らしくてよかった。あと、アップルの店構えがすごくシック。ギャラリー・ラファイエットの屋上からパリの街を一望。やはりパリはパリで素敵。soldesの末期なのか洋服はいまひとつときめかず、地下の靴売り場へ。サルトルのブーツとか、日本より全然安いのだけど、是が非でも欲しいようなデザインには出会えず。今回のパリ、いいかんじに物欲が起こらない!ヨカッタ!
と油断したいたら通りすがりのレペットの店舗ににふらふらと吸い寄せらせ、めちゃくちゃかわいいシューズを即買いウフフ。
ホテル方面に戻る途中のおしゃれげなビストロでシャンパーニュ飲んでステーキなどいただく。美味。ホテル近くにモノプリがあったのでウキウキで雑貨・食品等を購入して帰館。