水彩天国/梨天国


水彩画の巨匠かつ度胆を抜くエピソードの宝庫(インドで蓋のないマンホールに落ちた話と、ドイツに行ってスーツケース開けたら中身が空っぽだった話が特に好き)、そして「死ぬこと以外はかすり傷」の名言でおなじみの画家の永山裕子さんが大好きなのですが、先日銀座の個展でようやく初めて原画を拝見することができました。

水彩画の可能性の向こう側に突き抜けたような力強さや色合いの奥深さ、可憐だったり生命力にあふれていたり切なさを感じさせたりする花々の絵などにうっとりしっぱなしだったのだけど、中でも特に、ベール(たしか本物のレースを和紙に張り付けてた!)をかぶってラクダに乗る花嫁の絵が、夢のように素晴らしかった。デモンストレーションには間に合わず見られなかったのだけど、美と男気のまじりあうパレットなどまじまじと見ることができて、芸術家の魂を間近で感じられて楽しかったです。ギャラリーにいらしたご本人からあふれでる、たおやかな美しさとお茶目オーラも素敵。

一点だけ撮影OKだったのが、異彩を放つこちら。TBSの日曜天国用に描かれた作品ですね。アスパラと梨の兜をかぶる若武者(安住さん)。



梨といえば、最近の我が家のふなしコレクションの増加傾向が、非常に理性的なものに落ち着きつつあります。前回のアップデート(同じレベルで梨好きな友人たちにすら若干引かれた。はは)から新たに増えた仲間はたったこれだけ!がんばった!耐えたなっしー!



グレイパーカー社製のマスコット(前列すべてと後ろのパステルの梨)の目がこれまでのシールみたいなのを貼りつけたものから、他社と同様に刺繍っぽい感じになったので、狂気が減り、愛らしさが増してさみしいような嬉しいような、というのがマニア的見解です。

この夏の上野のヤマシロヤのエレベーターが破壊的な可愛さだった。さらに横のショーウィンドウはスターウォーズ一色。なんたるパラダイス!



あと、この前羽田の制限区域にこんなコーナーがあってじーーーんとしてしまった。あの野良梨が空港の一画でキティパイセンと文字通り肩を並べる日が来るとは。。。