オペラ座の怪人

「ケン・ヒル版」オペラ座の怪人を観た。アンドリュー・ロイド・ウェーバー版がすんごい好きで今まで3回観たけど、今日の今日まで、ケン・ヒル版とわざわざ銘打っている意味を知らなかった。単に演出が違うのかと思ったら、アナタ、楽曲が全然違うのだね。無知蒙昧だったー。劇場に行く前に気づいて良かった。じゃないと、2046が近未来を舞台にしたSFだと信じたまま映画を観続けるのと同じくらい切ないであろうよ。
もしもケン・ヒル版を最初に見ていたら、その後何度も繰り返しこの演目を観ることはなかったと思う。非常にオーソドックスでクラシカルなミュージカルだった。演者はとても良かった。彼らが客席に下りてくる演出は好き。でも冷静に見るとこれってつくづく「オペラ座のストーカー」という感じの話だねえ。
今度公開になる映画はウェーバーの楽曲を使っているようなので楽しみ。ほんとウェーバー版大好き。サラ・ブライトマンが歌っているサントラは、この10年間で最もコンスタントに聞き続けている一枚かもしれない。どの旋律も耳にクる。