スパイダーマン3

アメコミのヒーロー物にはまったく興味が無いのに、なぜかこのシリーズだけは律儀に映画館に通ってしまう不思議。そして映画館を出たあとに必ず「まずあの電柱に糸をかけて、それからあのビルへ」と家への帰り道をシュミレーションしてしまう。あー、糸出したい!

1ではスパイディーの誕生、2ではそのスランプなどを描き、3ではちょっと天狗になっちゃったり、という一人の青年の成長ストーリーなのだとやっと気づきました。この映画でのトビーは何をやってもちょっとすっとぼけた感じがするので、それがうまいこと魅力につながっているのだということも。「オレってイケてる」風に街を闊歩するシーンに微笑。

あと、短気な編集長がピーターに「何ボヤボヤしてんだ。さっさと行け」ということを言うシーンの、”What are you waiting for? Chinese New Year?”というせりふがツボに入って可笑しかった。

アクションシーンの迫力は言わずもがなだけど、一番怖いのはなんつってもMJの絶叫顔だった。