第二次去台北 Day4

早朝便で帰国するクマを、這いながらドアまでお見送り。再び眠って目覚めて一人だと、ちょっとさびしい気持ちだった。私もあまりゆるりとはしていられないので、早々にホテルを飛び出して善導寺の駅までMRTでひとっ走り。ホテルを出るとき、フロントの人が「雨がちょっと降ってますよ。傘はいりませんか?」と、ささっとホテルの傘を差し出してくれた。ナイス。阜杭豆漿の豆漿の朝ごはんにトライ。閑散とした市場の二階に上がると、そこだけ妙に賑わっている一角があったので、列に並ぶ。テイクアウトの列の方が長かった。豆粂と豆乳と蛋餅をオーダー。豆漿は、干し蝦や油篠が入った塩味の豆乳がさっと固まったおぼろ豆腐的な一品。だしが効いた素朴な味わいが、体にほっこり染み渡る幸せの味。冷えた甘い豆乳は、幼少のみぎりに愛飲していた、ラッパを鳴らして車で売りに来ていた豆腐屋さんの豆乳に限りなく近い美味。そして、もちもちしたクレープのような生地に、ねぎを散らした塩味の薄焼き玉子が包まれた蛋餅が絶品。ほどよい塩味ともっちりした歯ごたえが妙なる調べをかもしだす究極のB級グルメ。また食べたい!

もう、すんごいすんごい満足して市場を出て、隣の銀行へ立ち寄り。二年前の来台で余った500ドル札を初日に使おうとしたら「これ古いから受け取れない。お札が新しくなったんだよ。銀行で両替してね」と拒まれたのでした。ホログラムが付いていないお札は使えないらしい。案内係のおじさんに、「ニネンマエ、コレ、ワタシ、テニイレタ。イマ、ツカエナイ、イワレタ。アタラシイノ、カエタイ」と必死で訴え、無事交換。

ダッシュでホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。さよなら台北商旅。完璧なホテルだった。本当に気に入りました。

空港までのタクシーの中で爆睡。雨足が少し強まっていったよう。イミグレーションを通ったところで小腹が空き、屋台風のカフェテリアでるうろう飯を食べて台湾にサヨナラ。