アジア旅 九日目 香港

marik2008-05-31

遅く起きてゆっくり準備して、MTRで砲台山に赴きT仔一家と飲茶。100%地元密着型の店でかなり楽しかった。そして点心おいしい!2歳になったとっても愛らしいお嬢がすでに英語日本語広東語のトリリンガル機能を装備していて、非常にうらやましかった。小さい子と一緒にいると、通りすがりの人たちが続々と子どもにかまうのが微笑ましい。これまで見聞きしてきた子どもに寛容な社会、アマさんの充実などを思うと、香港の子育て環境は日本よりはるかに恵まれているように感じられる。

一家と別れてトラムに乗り、北角で降りて散策。そしてまたすぐに逆方向行きのトラムに乗車し、一番前でバシバシ写真を撮る。金鐘で下りてパシフィック・プレイスへ。レンクロで化粧品もろもろや、まさこさまから受注したルブタンを購入しながら私も誘惑され続け、ヴィヴィアン・タムで結婚パーチー参加用のドレスを入手。MTR尖沙咀に戻り、ペニンシュラの地下でチョコレートなどごっそり買って別館(YMCA)に戻って荷物を置き、ハーバーシティまで走ってジミー・チュウでサンダル、G.O.Dで雑貨、VCD屋でサイモン・ヤム物のVCD、裕華でおみやげ物を買ってホテルに帰還。物欲警報レベル8の嵐が吹き荒れた。

スターフェリーで香港島にわたり中環のヨンキーでA姐さんとご飯。あの美味なるガチョウのローストや海老の湯葉巻きを含むなかなか充実したコースをいただく。最後のマンゴープリンだけが香港とは思えないクオリティだったけれど、ほかは非常に満足。

ペダービルのHMVでDVDを物色しながら、わたしが「プラネットテラー」について日本語で熱弁をふるっていたら、なぜかとなりに立っていた香港人が「この映画いいよね!わたし大好き!」と英語で参加してきてしばし盛り上がった。香港におけるイギリス物のコメディ番組DVDの充実を見るにつけ、やはりリージョンフリーのプレイヤーを買うべきかと迷う。

大陸からの観光客が記念写真を取りまくっている蘭桂坊を通りぬけ、フリンジクラブの屋上でお酒。夜風が気持ちよい。Aと出会って今年でちょうど10年になるのだけど、東京の片隅で共に暮らしていたときは、まさか10年後に彼女があれほど嫌っていた香港に再び移り住んで結婚していたり、私が香港にものすごくハマってしまったりまだ独身だったり(想定内)するなんて、想像もできなかったよね、としみじみ。

姐さんとまた近いうちの再会を約束し、スターフェリーで九龍サイドに。許留山に立ち寄って楊枝金露で絶品マンゴーデザートを堪能。至極コンパクトな荷物で香港にやってきたはずなのに、帰りの荷造りは大変なことに。ルブタンの靴もまさか、バックパックにぎゅうっと箱を詰め込まれて物騒な香港映画のVCDに囲まれることになるとは思っていなかったであろうに。

風呂上りにテレビをつけたら大大大好きな「ラブ・アクチュアリー」の後半部分が放映中で、肌の手入れをしているそばからだらだらだらだら泣けてきて顔面がカピカピに。あああああ、いい映画だ!all you need is loveだ!長い休暇の〆は映画で号泣して終わっていくのでした。